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記憶  作者: ぁぁちゃん
3/3

No28


裕は趣味が同じだと思ったのか、やたら優奈に話し掛けてくる。


「優奈ちゃんってギター初めてどの位??」


「…まだ始めたばっかりです。高校入ってついこの前後夜祭でライブやりましたぁ。それがきっかけで続けてます。」


「俺はねヴォーカルなんだ♪そんな歌に自信はないんだけどさぁ。やっぱ楽しいよねぇ。」

優奈はこくりと頷いた。


瑠伊が向かいの席からニヤニヤしている。


ピロピロン

《裕さんといい感じだね》

瑠伊から突然のメール。


《…でも軽そう…;》

すぐ返事を返した優奈。


「優奈ちゃんDoCoMoなんだぁ!!!!残念だなぁ‐…俺ヴォーダフォン。」


(何が残念なんだろう…)


ピロピロン


《優奈〜携帯出してるって事はアド交換かぁ☆》


(…あ!!!!!)


「メール絵文字使えないねぇ…。」

裕が優奈の携帯をとった。


「はい、これ俺のアド。仲良くしてねぇ!!!!」

この時少し裕が顔を赤らめた気がした。


(わぁぁ!!!!メールかぁ。)


「あ、仲良くしてくださいねぇ。」

優奈はとっさに返事をした。









夜になって解散。

優奈は皆と方向が違う為、一人で帰宅。


「ただいまぁ。」

優奈は言うだけ言って部屋に駆け込んだ。


(今日はお母さんいないのかなぁ。)


ベットに寝転がって、携帯をとりだした。


(瑠伊にメールでもしようかなぁ。)


ふと電話帳を開いた時、裕のことを思い出した。


(あ!!!!そういえば…)


電話帳を見て行くと、No28に『裕君』とはいっていた。

「ふっ…」


優奈思わず笑ってしまった。

(自分で裕君だって!!!!)


知らずの間にメールを作成していた。


《裕さん☆だれだ〜?》

  ―送信―。


(返ってくるのかなぁ。)


ピロピロン


「早ッ!!!!」


《優奈ちゃんでしょ♪》

裕から受信。


《よくわかりましたねぇ。優奈です。今日はなんか恥ずかしくて素っ気なくてごめんなさい。》

  ―送信―


ピロピロン


《俺こそ謝らなきゃ。凄く軽そうな男に見えたでしょ?上がっちゃうといつも、ああなっちゃうんだ…》

裕から受信。



(そうだったんだ…。)


《あ、よかったぁ。裕さん〜私そろそろ眠くなっちゃったんで寝ますねぇ。》


  ―送信―


優奈はお母さんが帰ってくる前に寝た…。

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