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記憶  作者: ぁぁちゃん
2/3

始まり



「そんな優奈ちゃんのために〜…今日は特別ゲストを呼びました!!!!」

瑠伊がはりきって言った。


(え…??何??)


三人は顔を見合わせてニヤニヤしている。


「皆なにぃ〜!!!???」

優奈は自分だけ知らなくてショックだった。



「今日は俺のクラブの先輩達を呼びましたぁ!!!パチパチ〜。」


(そういえば潤はバスケのクラブに通ってるんだっけぇ…。)


「それってどういう??」

優奈はまだ混乱した状態だった。


「だからね潤は優奈のために先輩を紹介してくれるんだって〜」

咲が言った。


(……紹介??)

カラオケの扉が開いた。


初めて見る人が二人入ってきた。


一人はどう見てもスポーツマンで、爽やかな感じだった。Tシャツにジーパンというラフな格好。髪は薄茶のストレートで短め。


その人は尚人と言うらしい。自己紹介は慣れていない様子だった。


そしてもう一人が…それが裕だった。

こっちは音楽バカって感じだ。

髪は茶色で軽いアシメのウルフでくせっけ。ダテ眼鏡をかけていて、ジャケットを羽織っていて、これまたこういう人が着そうな穴が所々あいたジーパンをはいて。


自己紹介も慣れた感じだった。


(印象強い人だなぁ。)


「初めまして〜裕って言って潤と同じクラブでバスケやってる、18才です。一人暮らししながら仕事して趣味としてバンド活動してます〜。よろしくねぇ〜」

とまぁ慣れた感じ。


「俺は尚人って言います。大学に行きながら、一人暮らししていて中学からやってるバスケを今でも続けてるって感じです。」



皆次々と自己紹介をしていく。


とうとう優奈の番。


「…えっとぉ…優奈って言います。趣味でギターやってます〜。」

やっと話せたって感じ。

そんな優奈を見て裕は隣に座ってきた。


「優奈ちゃんって言うんだ〜俺は裕。優奈ちゃんが俺の事裕君って呼んで、俺が優奈ちゃんって呼べばいいんじゃない??」

裕がにっこりしながら言ってきた。


(軽そう…〃)


それに比べて心は正直だ。

優奈はとてもじゃないけど裕の顔なんて見れなかった。心臓はドキドキしたまま。

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