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アイス

 ケンタとミミィとコウイチの3人はアゲハシティを出て次のクワガタシティを目指し歩いています。

ラーボ地方では街に虫の名前を使います。

クワガタシティにはヒノキ庭園とクワガタ湖という湖があり、クワガタ湖はボート漕ぎが人気なのです。

そんなヒノキ庭園ではクワガタを捕まえたり魚の掴み取りができるのです。

コウイチが喋ります。


「ってかクワガタシティまで結構あるんだよな、距離遠くね?道路の先になんかショップとかあったら寄りたいんだけどなぁ。」


するとミミィが怖がるような表情で言います。


「ねえ、この先ってヒルカの洞窟があるんだよね。そこって怖いコウモリとか出るんでしょ。私怖いな。コウモリとお化けだけは無理なのよね。」


「僕達がいるからなんとかなるよ。僕はそんなコウモリなんかこの手でぶっ飛ばしてやるんだから。」


ケンタが拳を振り回しながら言うのでした。

 しばらく3人で歩いて行くと目の前に何かショップが見えて来ます。どうやらアイスクリーム屋さんでしょうか。ケンタがアイスクリーム屋さんに向かって走っていきます。ショーケースを見ます。


「ねえねえ、2人とも。どれが良い?色んなアイスがあってめっちゃ迷うんだよ。」


ケンタの呼びかけに反応してミミィとコウイチもショーケースを見つめました。


「へえ、良いなぁ。私も食べたい。ケンちゃんは何味が良い?私はナッツキャラメルかチョコバニラが良いなぁ。コーンアイスも良いけど、カップアイスと迷うのよね。」


「俺は絶対にマンゴー味のアイスかなぁ。俺はコップアイスが良い。」


「僕はコーンアイスでレモンシャーベットが良いな。」


おやどうやらアイスの種類をめぐって2人の意見が合わないようです。お互いに譲りません。


「いいや絶対にアイスはカップの方がうまいんだから」


「いやコーンだって!」


そんな感じでケンタとコウイチが言い争いになっていくのですが、それを横で見ていたミミィが言います。


「もうつまらない事で喧嘩しないでよ。自分が好きな方を買えば良いでしょう。」

3人はアイスクリームショップに入ります。

するとペンギンの店員さんが、立っています。身体は太っている人なのか。かなり大きめです。


「いらっしゃいませ。」


「私はコーンアイスでナッツキャラメルにしようかな。あのすみません、ナッツキャラメルのコーン下さい。後、マンゴーのカップ一つと、レモンシャーベットのコーン一つお願いします。」


「あらぁ、お嬢ちゃん達、良いセンスしているわねーー。

はい、では今作りますから少しお待ち下さいね。キララちゃん、注文入ったわよ。」


「はい。」


ペンギンの女性の中年の店員さんがアルバイトのアザラシの若い女性の店員さんに指示を出します。


若い店員さんはアイスディッシャーを取るとショーケースからアイスを取るのです。その見事な速さにケンタとコウイチはびっくり感心しました。


「おい、ケンタ見ろよ。この人凄い早いよなぁ。慣れた手つきじゃね。」


「うん、分かる。」


ペンギンの店員さんが呼びかけます。

「お待たせしました。出来上がりましたよ。お会計が900円です。」


「はい、ありがとうございます。また来ますね。」


300円ずつ集めて、ピッタリと900円になりました。今度はケンタが代表してアイスを取ります。さあ目の前にアイスが並んでいます。アイスを見るとケンタとコウイチは目を光らせて言うのです。


「「うわー、美味そう、早く食べたいわーー」」


ケンタはレモンシャーベットを、コウイチはマンゴーのカップアイスをミミィはナッツキャラメルを食べ歩き始めるのでした。何ていい色なのでしょうか。


「ケンタ、俺にもマンゴーちょうだい、ミニィもナッツキャラメルちょうだい。」


「良いよ。」


ミミィのナッツキャラメルをコウイチも食べるとミミィもマンゴーアイスを一口食べます。


「コウイチ君、マンゴーちょうだい!」


「あ、僕も。」


ケンタはそう言うと、マンゴーのアイスを一口食べます。

ミミィのナッツキャラメルも一口食べます。

3人で結局全部の味のアイスを食べるのでした。

お腹がキンキンに冷えて来たようです。


「よし結論だ。結局一番美味しいのはマンゴーだ。他のアイスにはない甘味は他のどのアイスの味だって凌駕するんだ。」


「いいや、レモンシャーベットが一番美味しいんだって。コウイチは分かっていないなぁ?あのシャーベットのアイスのシャキシャキ感とそこに上乗せされるレモンの酸っぱさは絶妙な融合を果たしているんだよ。」


「いいやマンゴーだ。絶対にマンゴーだ」


「いいやレモンシャーベットだ。絶対にレモンシャーベットが美味しいに決まっているんだから。」


「何言ってんのよ。私のナッツキャラメルが一番美味しいに決まっているじゃない!!」


3人は結局アイスのどの味が一番なのか決める事は出来ませんでした。







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