裏設定等
(´・ω・`)前作『暇人魔王』のネタバレも多分に含まれていますのでご注意ください。
キャラクターの裏設定等
ササハラユウキ
幼稚園時に父親が飛行機事故で死亡。
祖父母に育てられるも、中学二年時に祖父が、高校に上がるタイミングで祖母が他界。
また父親の死因は元の世界でも今の世界でも同じだが、事故原因に変化があった。
それに付随し、死亡日時も変化していた。
元々非常に暴力性の高い問題児(小学生時)であったが、祖父母の躾けにより矯正。
幼少時に父親を亡くした事や母親がいない事を悪く言う子供に囲まれていたが故。
セリア・D・ハーミット
前作『暇人魔王』に登場したアマミ・D・ハーミットの子孫。
アマミはカイヴォンとの間に一子授かっており、その子孫にあたる。
また『極めて高度な医療設備』に保存されていた魔王カイヴォンの精子が代々子孫に配合されていた関係で、極めて魔王に近い潜在能力を持っていた。
使っている武器は、初代の『里長』が使っていた断頭斧。
初代里長の身体は、里にある屋敷に安置されていた。(アンドロイドである為)
コウネ・シェザード
前作『暇人魔王』に登場した『スティリア・シェザード』と日本人である解放者『ナオ』の子孫。
髪色は途中、カイヴォンとリュエの子孫を嫁に招き入れ、血脈に加わった為。
元々セカンダリア大陸の有力貴族である『メイルラント家』も魔王カイヴォンの直系である為、長い年月を経て大陸の有力貴族にはほぼ、ある程度は魔王カイヴォンの子孫の血が流れている。
一時婚約者として挙がった『ディース・メイルラント』は、前作で登場した『エル』と『カイヴォン』の子孫。
アラリエル・ノースレシア
前作暇人魔王で登場したカイヴォンの子孫。
カイヴォンの長男と、養女である前作に登場した『ジニア』の間に生まれた子供の子孫。
故に、カイヴォンの血と同時に前作で登場した『アーカム』の血も引いている。
が、幸いな事に『アーカム』由来と思われる残虐性も野心も、アラリエルではなく分家の人間である『カノプス』に受け継がれた。
実は血統の強さではアラリエルよりもセリアの方が原初の魔王に近い。
吉田カナメ
直接は関係ないが、元の世界(ユウキが元々暮らしていた地球)のカナメの親戚筋にいる男性が、かつて異世界グランディアに召喚されて行方不明になっている。
その人物が前作で登場した『吉田イグゾウ』であり、グランディアにおける農業の礎を築き上げた偉大な農民である。
ヨシカゲ サトミ
実は双子の姉がいる。
この世界の双子の姉は無関係ではあるが、元の世界での双子の姉はかつて異世界グランディアに召喚されている。
だが、異世界にて死亡し、元の世界では故人扱いになっている。
ノルン・リュクスベル・ブライト
前作『暇人魔王』に登場した『レイラ・リュクスベル・ブライト』の子孫。
お相手は恐らく同じブライトの一族の誰か。
また、途中で家が別れ『アークライト家』を名乗っている。
アークライト家の始祖はセリュミエルアーチの初代国王であり、前作で登場した『シュン』の子孫。
つまりシュンと『お相手のエルフ』の子供がリュクスベル家に嫁いだ後に、家が別れた形。
ススキダ カズキ
前作『暇人魔王』における『シュン』の中の人。
つまりカイヴォンとヨシキの関係と同じ。
ヨシキ同様、シュンであった時代の力を引き継いでいる為、常人離れした強さを持つ。
また、彼は召喚実験を行っていない。
理由は『もしも自分が前世の妻を呼び出してしまったら』という気持ちと『逆に呼び出せなかったら』という恐怖から。
六光
実は元々グランディアの人間。
セミフィナル大陸出身の冒険者。
前作で登場した『ドーソン』の遠い子孫。
特別秀でた血筋ではないが、代々教官職や管理職、戦闘に携わる教職を輩出している名家。
本名は『ロック』。
ホソハ アメノ
前作『暇人魔王』にて登場した『レイニー・リネアリス』が、神としての役目を終え、ようやく人間として生まれ変わった存在。
しかし、強大すぎる力はアメノとして生まれ変わっても健在だった。
記憶も全て保持している為、ある意味ではヨシキ以上に先を見据えて行動していた。
ササハラユウキに近づいたのも、いつか訪れる破滅を回避する為。
しかしそれでも、彼女にはそれがかなわなかった。
いつだって彼女は最後の一押しにのみ、力を発揮する。
かつて魔王カイヴォン一行を救ったように。
ナーシサス・D・フラウニー
前作で登場した『ダリア』本人。
だが人格(魂)は新たに生み出された存在。
肉体のみを代々共有している。
不老であり極めて高い戦闘能力を保有しているが、使いこなすのは不可能。
初代の魂だけが十全に扱える。
ササハラ イクシア
前作で登場した『イクスペル』の魂が現代によみがえった人物。
なお養子として魔王カイヴォンに迎えられた際に名前が変わった。
その時の名前があまりにも長すぎる為、作中では未登場。
『イクスペル・ダリア・ブライト・アルヴィース・レスト・ノースレシア』
全部名乗りたかったと本人が希望したため、当時はこの名前になっていた。
ちなみに『名前を残さなかった』理由は実はこの長すぎる名前がやっぱり少し恥ずかしかったというのもある。
また、生涯独身を貫き、自分で子供を産まなかったのは、やはりどうしても『自分はそれが許される身体ではない』という自責の念から。
実は新たな肉体を得て生まれ変わった事で、本当は『自分で子供を産んでも良いのかもしれない』と密かに希望している。
ユウキ君頑張れ。
ニシダ チセ
前作で登場した『ニシダ チセ』とは別人。
正確には『ササハラユウキが元々いた世界のニシダチセ』が、暇人魔王で登場したニシダチセである。
しかしその関係で『縁』が生まれてしまい、召喚実験にて『古びた刀』と『古いマント』を呼び出してしまう。
これらは、前作で登場したニシダチセが使っていた装備。
が、その力はもう完全に失われている。
しかし、その古びた刀はユウキの新たなデバイスを作成する際に『白竜様の鱗』と共に、材料として使われていた。
最終決戦時に、皮一枚とはいえカイヴォンにダメージを与えられたのはこの為。
本来ならば産毛一本切る事すら不可能だった。
つまり『古びた刀が元々持っていたカイヴォン特攻の呪いの力』が、ユウキのデバイスにも微かに宿っていたのだ。
白竜様
本名『ファルニル』。
前作で登場した、サーディス大陸のドラゴニアの女性。
かつてカイヴォンと敵対し、半殺しにされた人物。
改心したものの、その行ってきた行為により、今でもシュン(カズキ)に嫌われている。
魔神龍
正式名称は『ケーニッヒ』。
かつてマザーことレイスに名付けられた、元は少しだけ希少な騎乗用の竜。
カイヴォンとの契約や、他の強大な力を取り込み成長した。
ジェン・ファリル
ファリル家のご令嬢。実は前作『暇人魔王』の後日談に、チラっと先祖が登場している。
その当時はファルニルに使える騎士団長を務めており、ファルニルに告白して玉砕していた。
ジェニス・ランドシルト
シュヴァインリッター総合養成学園で『古術学』を担当している教師。
魔族の女性であり、父親は異世界グランディアにおける警察組織『シュヴァインリッター』の総帥。
ランドシルト家は代々シュヴァインリッターの総帥を始めとした重要な役割を担う人間を輩出している。
前作で登場した双子の片割れ、カイヴォンの養子になる事を拒んだ『リネア』の子孫である。
つまり、同時に『アーカム』の子孫でもある。
カヅキ キョウコ
彼女自身は特別な出自や裏設定は存在しない。
が、彼女が召喚した『エレクレアハム子』には秘密がある。
この名前は古い文献に載っていた『古の豊穣神』の名前であるが、掠れていたため『それっぽい名前』を新たにキョウコが付けた結果である。
古い文献に載っている本当の名前は『えくれあんはむ子』である。
実は、このエレクレアハム子は本当に、豊穣神えくれあんはむ子の力の残滓である。
元々、大量に分霊を生み出せる神であった為、その名残が集まって生まれたのが彼女の召喚獣である。
しかるべき場所に、しかるべき時期に向かう事で、きっとこの電気ハムスターは元の姿を取り戻せるだろう。
カナキ エリ
ユウキ達が福岡での実務研修を行った際に、バックアップとして協力してくれた、シュヴァ学のOB。
その正体は前作『暇人魔王』で登場した『メリア・メイルラント』またの名を『エル』だった人間。
カイヴォンとヨシキ、シュンとカズキ、という面々と同じ関係である。
ある意味ではシュン、カイヴォン、リョウカ、レイス、リュエ、ダリアといった面々の直接的な弟子である為、非常に多芸であり極めて強力な戦闘能力を持つ。
エルであった頃に、カイヴォンの子種だけをなんとか手に入れて子孫として残す事に成功している。
その為、ヨシキとの関係性がいまいち複雑である。
ダリア
前作で登場したダリア本人であり、それ以上でもそれ以下でもない。
緊急用人格として現れた、男性人格の元になっているのは、ダリアの本来の魂である『ヒサシ』と呼ばれる日本人男性の人格である。
周囲に求められて聖女として魂の在り方を変質させ、既に失われた人格のコピー。
アキミヤ リョウカ
前作『暇人魔王』にて登場した『オインク』と呼ばれる人物本人。
そして秋宮リョウカは本来、別に存在していた。
それこそが『リョウコ』と呼ばれていた、双子の妹とという扱いを受けていた人物である。
つまり『オインク』が『秋宮リョウカ』という人間の座を奪った形である。
それこそが悲劇の始まりであった。
また、この地球とグランディアが混じった世界が生まれた原因を作った人間でもある。
彼女は自分の野望を叶えるため、グランディアで暮らしていた太古の昔に、地球との接触が出来ないかと研究を重ね、リュエとレイスの協力の元、それを可能にした存在。
ある意味では全ての元凶である。
が、元々異世界グランディアは、地球から多くの人間を召喚していた為に、非常に不安定で地球と繋がりやすい環境であった。
恐らく何もしなくても、いつかは『異界』が発生し、間接的に地球とも繋がっていた。
もしそうなった場合、地球側はなんの事前情報も魔法の力もなしに、異界という未知の脅威に直面する結果になっていただろう。
元凶でもあり、救世主でもある存在。
またリョウカの野望とは『リュエもレイスも既に死没している状態で自分だけが地球に帰還する事により、もしかしたらヨシキと結ばれる事が出来るかもしれない』という、酷く自己中心的な物。
その上結局ヨシキは妻二人を召喚した為に野望は潰えた。
一ノ瀬 セイメイ
元の世界では双子の妹と相思相愛の関係にあった。
実家が剣道道場なのは共通しているが、決して実戦剣術などではなかった。
グランディアと交わった世界に迷い込む前までは、ただの剣道少年だった。
決して才能溢れる人間ではなかったが、指導者としての素質はあった模様。
彼の後輩に、前作『暇人魔王』で登場した『レン』がいた。
つまり、同じ道場から二人も、異世界に迷い込んだ人間がいた事になる。
ネスツ・ナハト
前作「暇人魔王」に登場した、ナハトの氏族の子孫。
代々セリュミエルアーチの港町で暮らしていた家の子孫ではあるが、珍しく魔術の道を志した、ある意味では先祖返りを起こした人間。
グウェンダル・ディアード・リヒト
ファストリア魔導学院の院長を務める高齢のエルフ。
他のエルフと比較しても長命であり、その年齢は400を超えている。
通常のエルフは長くても300歳までしか生きられない。
自身の魔力の強さと寿命が密接にかかわっている。
つまりイクシアは化け物クラス。そしてこの院長もそこに片足突っ込んでるレベル。
名前にある通り、前作『暇人魔王』にて登場したリヒトの一族の子孫であり、数少ない『神話時代の真実を知る一族』の生き残り。
それゆえに、かつては自分達と袂を別った『ブライト』の氏族が王家を務めるセリュミエルアーチの宰相にもなり、その動向を監視していた。
さらにその前は、自分の生まれ故郷であるノースレシアの隣国、エンドレシアの王家にスパイ目的で宰相として潜り込んでいた。
だが、そこに自身が敬愛する祖先、その祖先の大恩人である『リュエ』の血を引く人間がいた事により、一定の忠誠を誓っていた。
しかし、横暴な王族に愛想をつかし、もはや探るまでもなく、滅びいく国だと見切りをつけた。
その後、エンドレシアはリョウカ率いる貴族達により滅び、新たな王家が誕生した。
彼の祖父は、前作『暇人魔王』にて登場した『クロムウェル・アイソード・リヒト』
つまりかつてノースレシアの宰相として、魔王カイヴォンの右腕を務めた人物である。
ミササギ アリア
ユウキの後輩として入学してきた、サーディス大陸出身の狐獣人。
元々希少な『フォクシーテイル』族であり、代々絶世の美女が生まれる事で知られている。
前作『暇人魔王』で登場した、アリシアの子孫にあたる。
ちなみに彼女は別にカイヴォンと子作りした訳ではありません。
シグト・リーズロート
ヨシキことBBに料理で勝負挑んだハーフエルフの男性。
かつて、シェザード家で料理長を務めていた経歴を持つ。
彼は前作『暇人魔王』にて登場する『リシャル・リーズロート』の子孫である。
ちなみにリシャルは『ヨシダイグゾウ』の孫娘である『イル・ヨシダ』と結ばれている。
かつてリシャルが振るっていた武器は、仕えていた『ヨシダイグゾウ』が振るっていた『神槍フリューゲル』であり、リシャル没後はセミフィナル政府により厳重に管理されていた。
それを召喚したのが、同じヨシダの名を持つカナメだったのは、きっと偶然ではない。
地名や街の繋がり等
セミフィナル大陸に存在する港町『キャスティア』。
ここは『暇人魔王』で登場した、アンドロイドの集団が自分達で起こした港町である。
町の随所に残されている騎士の石像の遺跡は、彼女達が自分達で作った記念碑の残骸。
彼女達は町を作った後は、セリアの故郷である里に移り住み、そこで長い生涯を終え、里の遺跡の中に今でも安置されている。
里長同様、極めて保存状態も良く、エネルギーを充填すれば再び目覚める状態ではある。
しかし、里長が『長い年月を過ごしすぎました。もう、人々に里を任せましょう』と自ら永い眠りにつき、それに続くように他の面々も永遠の眠りについた。
実は物語の最中に、初代里長であるアンドロイド『MI-H零型』はヨシキの手によって目覚めさせられていた。
その理由は『保存している魔王カイヴォンの遺伝子を完全に破棄してもらう為』である。
もう、自分の直接の子供を増やさない為に、強すぎる存在が生まれない為に。
その後は再び永い眠りにつくと思われていたが、現在彼女は地球にいる。
今は秋宮の庇護下にいる。
ガルデウス
セカンダリア大陸の首都であるガルデウスは、神話時代から変わらず同じ場所にある。
新たに生まれた巨大なスタジアムである『太陽の決闘場』は、信仰している豊穣神えくれあんはむ子に捧げる為のひまわりの花である。
しかし正確に名前が残っておらず、その姿も人々には知られていなかった為、次第に信仰は薄れていき、消えていった。
しかし絵本として『旅ねずみとお菓子好きな王様』という物語が残っており、地球で実写映画化する程に人気を博している。
旅ねずみとは、ハムネズミ族にして新たなる豊穣神となったえくれあんはむ子の事である。
そしてお菓子好きな王様は、当時のガルデウス王の事。
はむちゃんがいつ遊びに来ても良いように常におかしを用意していた事からそう呼ばれるようになったと言う。
アラリエルが言っていた『グランディアの有名な風俗街』について。
かつて、マザーことレイスが治めていた『ウィングレストの町』の事である。
今では政府が管理している、公認の歓楽街であり、立ち入るには国の許可が必要な、真面目にふしだらな大人の町。
治安は恐らくグランディアで一番良いと言われている。
また、その町に一番近い都市が、皮肉ではあるが『親子の聖地』『子供の楽園』と呼ばれている大都市であり、かつてイクシアが領主を務めていた街である。
ノースレシアの主都の一つである『ヴォンディッシュ』について。
かつて、魔王カイヴォンがグランディアにて最初に辿り着いた街。
当時は塩湖が最寄に存在していたが、異界化に巻き込まれ消失してしまっていた。
ノースレシアの廃鉱山街について。
かつては『マインズバレー』と呼ばれていた『暇人魔王』にて登場した街である。
異界に存在していた『結界に守られていた聖地』とは?
かつてのリュエの家であり、魔王カイヴォンが魔王を引退した後に隠居していた家。
レイスとリュエと三人で暮らしており、死ぬ時もこの家のベッドて亡くなった。
玄孫三桁が弔問に訪れる盛大な葬式が開かれたという。
イクシアの前世である『イクスペル』とカイヴォンの関係性について。
元々、親子という関係ではなく『領主と秘書』という関係から始まった為、暫くは他人行儀だった。
だが正式に養女となった後は、親子として距離を縮めようと努力していた。
しかし離れて暮らしていた事と、互いに立場ある身だった事からうまくいかず、同じ城で暮らしていた時期もあったが、ほとんど会話はなかった。
それはもしかしたら、当時カイヴォンが自分の子供達を外交の為に他国に出していた事に、小さな不満をイクスペルが抱いていたからかもしれない。
イクスペル没時には無論、彼女の世話になった子供達だけでなく、各国の人間、王族クラスも駆けつけており、無論その中には父であるカイヴォンの姿もあった。
一番、長く生きてくれた自分の子が旅立つ瞬間に傍にいてやれなかったと、最後まで悔やみ悲しんでいた。
言葉には表さなかったが、カイヴォンは自分の娘である前に、一人の女性としてイクスペルに深い恩義と、仲間意識を抱いていた。
それゆえに娘として扱う事に少しだけ抵抗があった。
(´・ω・`)ある意味ではこの物語のプロローグである暇人魔王番外編最終話
https://ncode.syosetu.com/n6555cu/29
(´・ω・`)BBことヨシキがどういう状況だったのかはこれで知れます




