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パラダイスシフト ~ある意味楽園に迷い込んだようです~  作者: 藍敦
最終章

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第二百九十四話

 三月。ユウキの一周忌である八月から季節は巡り、学習院の生徒であるユウキの元クラスメイト達もついに卒業間近となったこの日、教室に生徒達が集められていた。


「えー……卒業式はもう二週間後に控えているんだが、今日理事長から知らせが入り、特別処置としてこのクラスにこのタイミングで転入生が合流する事になった」

「なんだそりゃ? ここを出たって実績が欲しいどっかのぼんぼんでもねじ込むのか?」

「そういう事なら歓迎は出来ないかな? 先生、それってうちの生徒?」


 アラリエルとカナメの言葉に、ジェンは『そうだ』と短く答える。


「となると、私達の一つ後輩になるのでしょうか? 同期の皆さんは既に卒業、この院に進学したのは私達だけですし。今年卒業予定の学園の生徒をこちらに転入、という事でしょうか?」

「と、なると……来年からはその一人がここに所属、という事になるのか」


 ならば何故、今この時期に自分達と合流するのかと、皆が疑問を抱く。


「いや、ここでの学習内容と同程度の知識、勉学は既に必修済みだそうだ。お前達と一緒に卒業させたい……というのがリョウカさんの言葉だ。私も……そうすべきだと思う」

「事情はよく分かりませんが、そう理事長が判断し、他でもない我らを受け持つジェン先生が許諾したのであれば、我々が何かを言う立場ではないでしょう」

「そうですわね。ただ、あまりもろ手を挙げて歓迎……という訳にはいきませんが」


 そうして、早速顔合わせをさせるからと、ジェンが副担任のカズキに連絡をする。

 するとほどなくして、カズキが教室に現れた。


「やぁやぁ、今回は大々的な式典が開けなくて申し訳ないね。一応、SSクラスと密接に関わっている要人を招待した卒業式はする予定なんだけどね。 そこに、今から紹介する生徒を加えたい、というのがリョウカ理事長のご意向だ」


 そうして、カズキは教室の外に待たせている生徒の名前を呼んだ。


「『ササハラユウキ』君、入室してくれ」








 みんなはどんな顔をするだろうか?

 自分は、どんな顔をするのだろうか?

 精神は肉体に影響を受ける事が多々あるという。

 かつて、イクシアさんも自身を老婆だと呼称し、その在り方もどこか老人めいていた。

 だが次第に、彼女は若い女性だという意識が芽生え、軽々しい露出や接触行動を慎むようになっていった。まぁ……うん、最初期よりは控えてくれたように記憶している。

 そして自分の気持ちを曝け出す、そんな老熟した精神とは真逆の行動を取れるようになっていったと思う。


 なら、今の自分はどうだろうか?

 自分、いや俺は……BBとの闘いの後、元の世界で目が覚めた。

 平凡な、けれども平和な、娯楽の溢れる世界。

 そこで俺は、八八歳でその生涯を閉じた。

 誰とも結婚する事もなく、ただ奉仕の念だけを捧げ、大好きな人間を真似るように、養護施設で終生働き続けてきた。

 そして……死にいく俺を呼ぶ声に……応じた。


 約半年間。驚異的な速度で生成される肉体。

 精神と肉体の祖語に悩みながらのリハビリ。

 そして――




『ササハラユウキ君、入室してくれ』


 カズキ先生に呼ばれ、俺は懐かしい教室の扉を開いた。


「どうもどうも、ご紹介に与りましたササハラユウキです。いやぁ、特別学習院なんてすごいところに自分が転入出来るなんて――」


 その瞬間、クラスにいた九人全員が一斉に武器を突きつけてきた。


「影武者を卒業生に仕込む。英雄の帰還をなんらかのプロパガンダとして利用したい、という事ですか」

「こういうやり方は好きじゃないです。代役を立てるのは百歩譲って、良いです。何か事情があるんだと思います。でも、ユウキ君を名乗り、ユウキ君の顔で私達と一緒に卒業させるというのは間違っています」

「サトミ君に私も全面同意します。彼を……政治的な道具に利用してほしくない。そしてこのやり方は、私達への侮辱です。到底看過出来る事ではない」


 冷たい、氷のような声でコウネさんが語る。

 珍しく怒りを露わにしたサトミさんが、魔術の照準を俺に合わせる。

 ミコトさんが、失望したような表情でカズキ先生を睨む。


「……魔法の反応はなし。整形か、それとも特殊メイクか。ジェン先生、これを許可したんですか? 私達の……大切な仲間の死を愚弄するようなこんな提案を!」

「そうですわね。秋宮と言えどもこのような行いは許せませんわ。しかるべき対処、いえ……この侮辱ともとれる行いに報復を考えますわよ?」

「確かに気分の良い物ではありませんね。秋宮の意向なのですか? こんなことが本当に」

「不愉快だからまずはこの偽者をどこかにやってくれないかな? さもなければ僕達が本気で追い出す事になるけれど」

「……ま、こんだけ武器突きつけられてりゃ満足に話せねぇだろうがな。おい、とりあえずオメェは教室から出てくれや。この教師連中に話が出来たんでな」

「な、なぁ……実は本人って事はないのか? 剣突きつけておいて言うのもなんだけど」


 カイ、正解。本物です。


「割と本気で地球の最高戦力全員に敵意向けられると流石に恐いんで、とっとと説明してあげてくれませんかね? 先生」

「あ、ああ……いや想像以上に地雷を踏み抜いたみたいだね。みんな、とりあえず武器を収めてくれないか。それとコウネ君は発動した魔導を解除して欲しい。結露で部屋のセキュリティがダメになりそうだ」


 想像とは少しだけ違う反応。が、俺はクラスメイトの反応に頼もしい物を感じていた。

 契約相手、この場合は上司や雇用主のような相手でも警戒を怠らないこと。

 自分の信念に従い、上の立場の人間にも臆さず立ち向かうこと。

 それらが俺の死を悼み、俺の尊厳を守るために行われている事が何よりも嬉しかった。


「君達の気持ちは分かる。だが、彼は間違いなくササハラユウキ……ユウキ君なんだ」

「正直私も同じような反応をしたからな、あまり強くは言えない。だがコイツは正真正銘のユウキだよ。詳しい説明は……秋宮の機密事項に関わるから私の一存では言えないが」


 先生達の言葉に素直に納得するとは思ってはいなかった。

 当然、クラスメイトから質疑応答が行われる。


「……本当に君がユウキ君だとしたら、どうやってここに存在しているのか説明出来る?」

「核心をいきなりついてくるなカナメ。今の俺は……そうだな、例えるならサトミさんのピコルやキョウコさんのハムちゃんと同じなんだよ。召喚された存在なんだ。ただ、俺の場合は肉体を生成されて新たな生を得たって事なんだけど」

「表向きの筋は通っているね。でも……ユウキ君はそれで召喚出来る存在じゃないんじゃなかったかな? 異なる世界からやって来て、死後は向こうに戻ったって聞いているよ」


 カナメはまだ納得しない。それは他のクラスメイトも同じだ。

 恐らく、BBかリョウカさんから、俺の死後について詳しく聞いているのだろう。


「ユウキ君は存在そのものが世界の許容量を圧迫すると聞いています。召喚などしては、また世界が危険に晒されるはずでは?」

「BB曰く『召喚は言うなれば正規の手続き、入国審査をパスした状態だ。だから世界に与える影響は通常の人間程度。異質な存在として大きすぎる影響は与えない』だってさ」

「……なるほど。召喚の儀式を経た場合の影響、ですか」


 コウネさんの疑問にも答えるが、それでも納得はされていない。

 特に、セリアさんから向けられる視線がより一層鋭くなっていた。


「召喚の術式は『世界に刻まれた記憶と記録、思いを辿り存在を呼び起こす術式』だよ。だからこの世界の住人でなく、なおかつ大昔の存在でもないユウキはそれに適用されない。やっぱり偽物だよ、コイツ」


 戦斧を突きつけられる。確かに召喚術式は本来そういう物だとは聞いている。

 ただ、今回はイクシアさん以上の術者、R博士や同じくらいとんでもない術師、それにヨシキさんの協力もあったという。

 そもそも、ヨシキさんは俺との戦いで……最初からこの展開を狙い、あらかじめ俺の魂になんらかの加護を与えていたと言うのだ。


「それは説明出来ないかな。ただ、俺の召喚には途方もない労力、とんでもない術者が携わっている。なによりも……俺を召喚したのはイクシアさんなんだよ」

「……それが本当なら――」


 瞬間、セリアさんの持つ戦斧が振るわれる。

 迫りくるそれを、俺は――


「この身体はまだそこまで身体強化が出来ないんだ。だからこれが今の俺の精一杯かな」


 両手で白刃取りのようにして、刃を挟み込むように止めて見せる。

 やべ……長時間は無理かも。セリアさん本気じゃん!


「な! 嘘!?」

「これで信じて……! さすがに手がしびれてきた……!」


 さすがにここまで来るとみんなの反応が驚愕に替わり始め、俺が本物のユウキかもしれないと思い始めてきたようだった。


「あー……お前達、さすがにそろそろ信じてやったらどうだ? てっとり早くユウキしか知らないような質問をしてみるとかどうだ」

「あ、それだ! ほら、みんななんでも質問していいよ」


 最初に立候補したのは、予想通りコウネさんだった。

 一番……多くの秘密を共有した彼女なら、相応しい質問をしてくれるはずだ。


「では貴方に質問します。私はこれまでの人生で一度だけ、男性をベッドに引き入れた事があります。それはどこで行ったのか、誰に対して行ったのか、答えてみてください」

「ちょ!? ぶっこみすぎでしょ!?」


 やべぇよやべぇよ……相応しいかもしれないけどここで言ったら問題ありそうな言い回しだよ。これ本当に疑ってる? 半分俺の反応見て楽しんでたりしない?


「絶対に他の人間が分からない質問です。答えてください」

「……他の面々がとんでもない顔してるんですが。絶対に勘違いするような質問な所為でどう転がっても大やけどする未来しか見えないんですが」


 事実、この質問の所為で『つまりコウネは恐らくユウキをベッドに招いた事がある』と察してしまったと思います。

 女子生徒に至っては顔を赤くしながら、驚愕の表情でコウネさんを凝視しています……。


「……コウネさんは俺ことササハラユウキを、実家のお屋敷のベッドに引き倒しました。ちなみに何もいかがわしい事はしていません。俺が一時的に地球の敵になっていた時、セリュミエルアーチから地球に戻る時にコウネさんの屋敷に寄った際の一瞬です。感極まったコウネさんが俺の事を構おうとしたらそのまま一緒にベッドに倒れただけです」


 早口で弁明もとい質問に答える。

 いやうん、なんかそういう雰囲気になりそうだったと記憶してます。

 割と深く脳に刻まれています。元の世界に戻ってからも、時々思い出したりしました。


「……正解です。どうしましょう皆さん。このユウキ君、かなり本物の可能性が高いです」

「く……色々言いたいことはあるが……次は私の番だ」


 続いてミコトさんが質問をするようだ。

 少し、髪型が変わってる。ポニーテールにしたんだ。似合ってるな、凄く。


「しまった……私とユウキ君だけが分かるような質問が思いつかない……!」

「あー……ならユキ関連の質問でもいいよ。ユキからはほぼ全ての話を個人的に聞いてるし。それより髪型似合ってるね。まさに剣士って感じで凛々しくてカッコいい」

「む、そうだろうか。ありがとう……ではなくて、質問させてもらう。……では、私とユキさんは一度だけ共に外食をした。それはどこの話か分かるか?」

「あー……リオちゃんも一緒だった件なら知ってるかも。海上都市港区のレストラン、うちの地元の郷土料理を出してくれるところじゃない? なんかユキにそこで食べた料理が絶品だったって自慢されたし」

「……正解だ。まさか本当に……ユウキ君なのか……?」

「面白そうだな。じゃあ次は俺だ俺」


 すると今度は何か悪戯でも思いついたのか、アラリエルがニヤニヤ笑いながら立候補した。

 やめろ、絶対何か企んでいるだろお前。ていうかもう俺の事信じてるだろお前。


「俺が一度だけおめぇを歌舞伎町の風俗に連れて行ったが、それはいつのことだ?」

「連れてかれてねぇよ!!!! お前もう俺だって分かってて言ってるだろ!」

「ケケケ……ひっかけもかねて聞いただけだって」

「なぁ……みんなそろそろ信じてくれないかな? 本物のユウキなんだってば」


 ここまでの流れで、既に俺が本物なのは間違いないのではないか? という空気が漂う。

 しかし最後に、最も付き合いの古い人物が手を上げた。

 今度こそ……一番相応しい質問をしてくれそうな友人が。


「……ユウキ。お前がこの世界に最初に来た瞬間はいつだったか、俺なりに思い返してみた事がある。そして俺は……『あの時』だと結論付けた。答えてくれ、それがいつだったのか」


 ショウスケが、真っすぐに俺の瞳を見つめ、決定的な質問をしてきた。


「……俺が誰にも言ったことのない事を言わせる質問だよな、それ」

「そうだ。そして俺は『あの時』だと結論付けた。それがもしも一致すれば……偽装のしようがない真実。お前は間違いなくユウキだ」

「……そうだな」


 誰も、俺にしか答えが分からない質問をショウスケがする。

 だから俺は語ろう。俺という物語の一番最初。始まりの瞬間を。


「俺は……高校三年のある授業中に突然この世界に来た。先生にいきなり意味の分からない問題を出されて、でも俺はそれに必死に答えたんだ。俺はあの瞬間……この世界に来た」

「戦術論の授業中……だったな。実践を想定して答えないといけない場面だった。ああ、そうだ……俺も、あの時のお前の様子を訝しんだんだ。間違いない、お前はユウキだ」


 その後の事は、説明するまでもなかった。

 泣きつかれ、抱き着かれ、歓迎され、また泣きつかれ、抱き着かれ。

 俺もこの若々しい力に応えられる程度には、しっかり元のユウキに戻れたのだと思う。

 このかけがえのない友人達に、再び会う事が出来たと、一員に戻る事が出来たのだと……ようやく実感したのだった。








「この家も……本当に懐かしい。また……この景色が見られるなんて」


 いつもの、懐かしい自宅に帰る。

 俺が召喚され、身体が生成されるまでの間、イクシアさんはこの家に戻り、荒れ果てていた家の掃除、畑の手入れを済ませ、身体を得た俺とすぐに暮らせるように用意をしていたそうだ。

 聞いた話によると、イクシアさんはあの事件の後、マザーさんに引き取られて一緒に都心で暮らしていたらしい。

 なんと……マザーさんとイクシアさんは、生前親子だったという話だ。

 まぁヨシキさんの奥さんだって事は、そういう可能性もあると考えてはいたけれど。


 思い出すな……俺が再びこの世界で生まれた時の事を。

 イクシアさんに召喚されて……もう一度大好きな人の顔を見れた時の事を――








 召喚され、肉体の生成が終わったユウキは、リハビリだけで教育の必要はないとされていた。

 それだけではない。なんと肉体の生成にかかった時間は僅か三か月弱という短期間。

 八月二六日に召喚されたユウキは、一二月にはもう、この世界に再び肉体を得て、オーストラリアでリハビリを開始予定だった。

 イクシアは当然、肉体の生成が完了するまで、オーストラリアの実験施設に滞在していた。

 だが徐々に生成される過程をイクシアに見られるのを恥ずかしがったユウキの願いにより、ようやく対面をしたのが肉体生成が完了した十二月一日。

 この日、ユウキは満足に立てない身体で、イクシアに押し倒されたまま半日を過ごしていた。




「ユウキ……ユウキ……もう離さない……愛してる……何よりも愛してる……ずっと一緒にいて……もう離れないで……ずっと一緒にいて……」


 研究所の一室にて。リュエとレイスとリョウカが見守る中、培養槽から外の世界に歩み出たユウキと、長い間面会を心待ちにしていたイクシアが再会する。

 だが、扉が開かれ、イクシアがユウキの姿を見つけた瞬間、誰かの制止も無視し、まるでレスリングのタックルのような勢いで、ユウキを床に押し倒してしまった。


「お、落ち着いてください……あの、俺一応……元の世界で八〇近くまで生きた大人の精神なんですけど……」

「たった八〇年がどうしたというのです……! 私からしたら子供です! ずっとこうしたかった……! もう離さない……私の大切な子……私の家族、宝物……絶対に離さない……!」

「だ、誰か助けて……」


 熱烈な抱擁。もはや恋人のような愛の囁き。

 もはや情事にも見えてしまうような抱擁を前に、母親であるレイスは呆れ果て、リュエも顔を手で隠し赤くなってしまっていた。

 もはや止める者がいないと思われる再会の抱擁。だが……このままではユウキの身が危ない。

 流石に、リョウカが暴走しているイクシアを止めに入るのだった。


「さぁイクシアさん。これからの生活について考えなければいけない事が山ほどあります。ユウキ君を抱きしめるのはまた今度にして、今はこれからについて話しましょう?」


 そんな再会から、リハビリを経て、ユウキは日本へと帰還し、学園に復学したのだった。








「……今日からまた一緒にこの家で生活、か。就職とかはまだ暫くナシでここで暮らすんだろうな」


 これからの生活を思いながら、扉に手をかける。


「イクシアさーん、ただいまでーす」


 パタパタとスリッパの音をさせながら、最愛の人が出迎えてくれる。


「おかえりなさい、ユウキ。学校はどうでしたか?」


 なんて……幸せなのだろうか。

 やはり、ここは楽園だ。

 一度は元の世界に戻ったけれども、やっぱりここは、俺にとってのパラダイスだったよ。

 だから……ただいま、イクシアさん。


「楽しかったですよ、もちろん。卒業したらまた離れ離れですけど、いつでも会えるって最高ですよね」

「ええ、本当に……会えるというのは、なんと素晴らしい事なのか……本当にそう思います」

「イクシアさん、卒業したらちょっと真面目に話したい事があるのですが、大丈夫ですか?」


 だから、楽園での生活をさらに向上させる為に、俺はしっかりとケジメをつけよう。


「もちろんです。どんな話でしょう……少し心配ですね」

「はは、大丈夫ですよ。ちょっと俺が勇気を出すだけって話ですから」

「そうなんですか? ふふ、分かりました。どんなお話でも、しっかり聞きますから安心してくださいね」


 この幸せが、どうか永遠に続きますように。

 この世界が、どうか永遠に続きますように――

(´・ω・`)これにて本当にこのシリーズは終わりです。番外編の予定もありません。


(´・ω・`)ユウキ君の告白がうまく行くと良いですね

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