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第百八十四話

「あ、まだコウネさんいる」

「なるほど、お客さんはシェザード家の御令嬢だったのか」


 家に戻ると、まだコウネさんの靴があり、何やら居間から興奮した様子の二人の声が漏れ聞こえて来ていた。


「ただいまでーす」

「お邪魔しまーす」


 あ、普通に上がった。ヨシキさん的にはコウネさんはいても問題ないのか。


「あ、おかえりなさいユウキ。おや、ヨシキさん、いらっしゃいませ」

「あ、お先に失礼しています。初めまして、ですよね? コウネと言います、ユウキ君のクラスメイトの」

「これはこれはご丁寧に。秋宮の関係者で、今日は彼に個人的な用事があってやって来ました。普段は裏の町でレストランを経営しているニシダヨシキです」


 まぁ本当はBBとして会った事あるんだろうけど。


「レストラン! 私、裏のシンビョウ町に住んでいるんです。今度是非遊びに行きたいので、お店の名前を教えて頂けますか?!」

「ははは、歓迎するよ。『追月夜香』っていうお店だね。ホームページとかはないから、はい、この名刺の番号に電話してくれたら予約取れるから」

「ありがとうございます! へぇ……九時以降はバーとして営業しているんですね?」

「そっちは完全予約制だけどね。君は成人しているのかな?」

「あ、はい。一一月に二十歳になりましたよ」

「そうかそうか。ユウキ君ももうまもなく二十歳になるから、今度二人でおいで」


 おお……営業トークが板についている……ちょっと前まで一国を滅ぼしかけていた人間とは思えない……。

 そしてコウネさん、そんな嬉しそうに俺を見ないで下さい。この間コウネさんのお屋敷での一件から、ちょっと意識しそうになってるんですよこっちは。


「楽しみですねぇ、ユウキ君。お酒、もしもべろべろに酔っても私が介抱してあげますからね」

「いやーどうだろう? 俺、案外強いかもだよ? 俺の故郷って遺伝的にお酒に強い人間多いらしいし」

「へぇ、そんな事まで遺伝子で解明できてしまうんですねぇ」


 とりあえずニシダ主任が来るまでリビングで寛ぐ。

 どうやら先程まで二人は、またもや料理番組を見直していたらしく、しきりに興奮していた。


「へぇ、結局BBも試合してるんだ」

「そう、そうなんですよ! 見てくださいこの圧倒的な技量、作業速度……それだけじゃないんです……」

「正直、どういう仕掛けか私には解明出来ません。番組的な仕込みには見えませんし……もしかしたらBBには組織的なバックアップや、高位の魔導知識による一種の読心術が可能なのかもしれません……」


 ほほー? チラリと横のヨシキさんを盗み見てみる。

 え……何そんなドヤ顔してるんですか……大人げないですよ……。

 この人確か、相手の心を読めるんだっけ……?

 フロリダの事件の時、確かあのクレッセントとかいう女の心を読み取っていたような。

 ……大人げねえ! ジョーカーの力をテレビ番組で使うとか!


「ふーむ……結構良いキッチンだなユウキ君。道具一式がほぼ最新モデルか高評価のモデルだ」

「あ、やっぱり気になるものなんですかね」

「まぁ職業柄。おお! この包丁は凄いな! 俺もこんな逸品持っていないぞ」

「あ、それ私のですー。よくユウキ君の家で料理していたので、マイ包丁の一部を置いているんですよ」


 初耳です、コウネさん。


「魔力白銀……ミスリルの配合比率から考えるに、これは魔包丁か! 魔力の通りも良いな……それでいて刃こぼれの痕跡も研ぎ直しの後もない。常時魔法で刃をコーティングして……ああ、なるほど。これは氷結魔導特化の刻印か。常に薄氷の刃で調理出来る、と。使用者は選ぶが間違いなく最高の一品……! 流石はシェザードの御令嬢だ」

「わ、凄いですね。見ただけで分かる物なんですか? あれ……? シェザードって名乗りましたっけ?」

「一応秋宮の関係者だからね、SSクラスの人間のプロフィールくらいは頭に入っているよ。包丁についてはまぁ、俺の妻が氷の魔導師だからね、目にする機会が多いんだ」

「まぁ、ご結婚なさっているんですねー」


 ほうほう、R博士は氷の魔導使いなのか。いや、マザーさんの方かも?


「ううむ……コウネ嬢、一度この包丁を使ってみても良いだろうか? イクシアさん、台所に出ている材料でお料理をするつもりだったのでしょう? 代わりに作らせて頂いても良いでしょうか。すみません、好奇心に勝てそうになく……」

「良いですよー」

「構いませんよ、ヨシキさんの腕は分かっていますから、是非お願いします」


 マジでか。ヨシキさんってこういうキャラなのか。


「玉ねぎピーマン……ソーセージにニンニク……米。トマトとキャベツ……卵……」

「ふふ、イクシアさんと私は何を作ろうとしていたでしょうか?」

「ジャンバラヤと卵とキャベツのスープかな? これは良い雪下キャベツだ、火入れは最低限でいいな」


 見ただけで分かるとか笑う。しかも聞いた事ない料理だし!


「ふふ、流石に分かりましたか? これ、以前BBちゃんねるで紹介していたんです。もしかして、知っていました?」

「そうですね、これは知っていたよ」

「あ、ヨシキさんもBBちゃんねる見ているんですね?」


 本人です。言わないけど。

 この人、なんで動画投稿者なんてしているのだろうか?

 そうこう話している間にも、手際よく料理を仕上げていくヨシキさんと、再びテレビに噛り付くようにして番組を見る二人。

 するとその時、家のチャイムが鳴らされる。


「タイミング丁度だな。ジャンバラヤが炊きあがった。イクシアさん、今日の俺が来た理由はここでチセと落ち合うからだったんですよ」

「まぁ、そうだったのですね。……はて? チセさんのお知り合いだったのですね」

「言い忘れていましたっけ? 俺、チセの実の兄なんですよ」

「まぁ! 妹さんにはとてもよくお世話になっています。ユウキ共々……まさかお兄様でしたとは」

「ははは、世間は案外狭いですね」


 あ、そっかイクシアさんには教えていなかったのか。

 ただ、さっきから少し、ちょいちょいヨシキさんの表情が曇るのは何故だろう?

 今だってそうだ。イクシアさんに話しかけられると一瞬だけ、身構えると言うか、緊張が走っているような……なるほど、二人の奥さんがいくら美人でも、イクシアさんクラスに話しかけられるとそうなってしまうか!

 いやぁ……世界最強でも緊張させてしまうとか、流石イクシアさんだ。


「本当……世間は狭すぎる。ユウキ君、チセを家の中に案内してくれ。俺が来てるって言えば来るはずだ」

「了解です。そういえば主任がここに来るのって……俺達が引っ越してくる前に内見した時以来かも」

「そうなのか? もっと頻繁に来ているのだと思っていた」


 玄関に向かうと、ニシダ主任が大きなアタッシュケースを持って扉の前に立っていた。


「お久しぶりです、主任。どうぞ上がってください」

「こんばんは。いいの? なんだかお客さんが来ているみたいだけれど」

「はい。お客さんはヨシキさんなので」


 そう答えた瞬間、露骨に嫌な顔をされた。


「なんでいるのよ……何か変な事してない? 大丈夫?」

「大丈夫ですよ。今ご飯を作ってくれているところですので、一緒に食べましょう」

「え、本当? ならお呼ばれしちゃおうかしら。……あ、これを受け取って。デバイス、修復が完了したから」

「おお、ついに我が愛刀が!」


 アタッシュケースを受け取り、リビングへ向かう。

 するとすぐにコウネさんが気がつき、駆け寄って来た。


「お久しぶりです、ニシダ先生」

「あら、地球に戻っていたのねコウネさん。お久しぶり」

「お久しぶりです、ニシダ主任」

「イクシアさんもお久しぶり。何か変わった事はありませんでしたか?」

「いえ、特にこれといっては。あ! 先程初めて知ったのですが、ヨシキさんはニシダ主任のお兄さんだったのですね?」

「あ、そういえば話していませんでしたっけ」

「ええ、初耳です。……なるほど、確かに目元が少し似ていますね」


 ほうほう……確かに二人とも目つきが少し鋭い、似てる。

 でも、ニシダ主任は凛々しい感じの美人さんなのに、ヨシキさんは……むしろ鋭すぎる。

 恐い。絶対初見で話しかける勇気は俺にはない。


「チセ、デバイスの方は完成したんだな?」

「ええ。以前よりも強度を高めたから少し重量は上がったけれど、ユウキ君なら問題ないわよね」

「ふむ……そうだな。刀身はどうだ? グランディアでの使用を考えたら刀身をもう少し伸ばしても良いんじゃないか?」


 あ、そういえばそうだ。まぁ地球での活動がメインになりそうではあるけれど。

 だが、想像以上の答えがニシダ主任から語られた。


「ユウキ君の成長に呼応して、グランディアでは刀身が一三センチ伸びるわよ。今回、グランディア産の生体素材をふんだんに使ったから。もうデバイスというよりは一種の魔剣ね。まぁデバイスとしての機能もあるけれど」

「ほう……凄いな。誰に手伝って貰ったんだ?」


 マジで!? そんな凄い進化したの俺のデバイス!


「……セリュミエルアーチから来たっていう協力者の人よ。総帥のお知り合いの魔導師さんらしくて、詳しい事は分からないんだけど。希少な生体パーツと術式の刻印に携わってくれたのよ」


 ほほう……! じゃあちょっとその進化したデバイスを確認……。

 鞘に収まっている状態では以前と変わらないな。ただ、刀身に合わせて鞘も可変するのか、見慣れない機構が追加されている。

 さて、では刀身の方は……。


「おお……! 刀身が銀色じゃない……白銀……? なんかうっすら鱗のような波紋が浮かんでる……」

「それ、なんでも名のある竜種の鱗だそうよ。合金に混ぜ込んだ上で波紋状に術式を刻印しているそうよ。触った感じは鏡面みたいだけれど」


 なんか……すっごい聖剣感がありますな!? うわー……カッコいいなこれ……。

 これなら神話時代の武器相手にも負けないような根拠のない自信が湧いてくる。


「ユウキ、私にも見せて頂けますか?」


 イクシアさんも興味が引かれたのか、デバイスを渡してみる。


「これは……一体なんの素材が使われているのか分かりませんが……魔力の伝導率がとてつもなく高いです。これはむしろ『刀の形をした杖』と呼べるレベルです。剣としての性能も恐らく一級品だとは思いますが」

「イクシアさんでも分からない程貴重な素材ですか……なんだか凄い武器に仕上げてくれて感謝します、ニシダ主任」

「技術者としては若干複雑ではあるんだけどね? ただ、協力してくれた魔導師の方なんだけど、どうやら私の事もユウキ君の事も知っている様子だったのよね。凄く良くしてもらったのだけど……誰だったのかしら?」


 もしかしてどこかで会った事があったのだろうか?


「ふむ。どれ、俺にも見せてくれないか」

「あ、はい」


 今度はヨシキさんに渡す。この人なら何か分かるかもしれないな。


「……チセ、魔導師の事は気にしなくて良いぞ、きっとチセの事は人違いだろう。これは恐らく『神霊獣』に分類される竜種の鱗を使った合金だ。その魔導師はどんな人だった?」

「ローブのフードを目深にかぶっていたけれど、髪の白い女性だったわ。あ、でもR博士ではなかったわよ、私よりも背が高かったし。たぶん上位の魔族じゃないかしら? 背中が膨らんでいたけれど、たぶんあれは翼だと思う」

「……そうか。ユウキ君、喜ぶと良い。たぶんそのデバイスは前に借りていた刀の次くらいには凄い性能だぞ」

「マジですか! いやぁ……なんか凄い貴重な物みたいですから、大事にします」


 何やら訳知りっぽいけれど、ここで話さないって事はあまり大っぴらには出来ないって事か。


「よし、じゃあみんなで食事にしようか。チセが来るのを見越して多めに作らせてもらいました。何か材料が足りなくなったら教えてください、補填しておきますから」

「大丈夫ですよ。ふふ……コウネさん以外の方にお料理を作ってもらうのは久しぶりですから楽しみです」

「私も楽しみですねー。さぁ、ヨシキさんの腕を見せて頂きましょうか!」


 はは、実は俺もちょっと楽しみだったりする。

 俺の家にある材料と道具で、果たしてそこまで変わる物なのだろうか――!






 めっちゃ変わるじゃん。なんでなん?

 上手に出来てるとかそういうレベルの変化じゃないんだけど。

 米ってこんなに美味しい物だっけ。料理の味ってこんなにはっきり脳に伝わる物だっけ?


「うっま。どうかしてるでしょこれ……」

「それは中々斬新な誉め言葉だなユウキ君」

「あ、すみません半分独り言です……いや、マジでうまいっす」

「でしょー? うちの兄、本当料理上手なのよね。まぁあんまりここまで気合い入れて作らないんだけど、今日は人の家だから張り切っているのかしら?」

「うむ、最高の包丁があってな、ついつい興が乗ったんだ」


 ニシダ主任、そんな反応で済むって事は……これに慣れているのか!?

 いやぁ……確かにこれなら前に一度、主任の家にお邪魔した時電話でお兄さんにキレてたのも納得するかも。


「本当に美味しいです……これは、何か変わった事をしたのでしょうか?」

「そうですね、今回は違いが分かりやすいお米の料理だから特にそう感じたのかもしれません。研ぐ時の力加減や吸水時間、一緒に炊きこむ具材の硬さや調味料の濃度をしっかりと計って入れさえすればこうなりますよ。スープの方はキャベツの葉を最初に軽く熱湯にくぐらせ、葉の匂いを軽く落としています。スープの出汁は市販のコンソメだけでなく、キャベツの芯の中心部分を煮込んで出汁を取っているんですよ」

「なるほど……裏技というものですね……」


 ヨシキさんが楽しそうにしているのってなんか新鮮だ。

 いつもこう、不遜というか、余裕のある感じだけど、なんだか今だけは素の表情に見える。

 さて、コウネさんの反応はいかに……!


「……なるほど、素材の違いはあれどBBと比べても遜色がありません。料理の味でなく、作る際の姿勢そのものが、BBと同等です」

「いやー、そこまで褒めて貰えると嬉しいね。君の家は美食家で有名だ、その君に認めて貰えるとは、案外俺も捨てた物じゃないらしい」


 白々しい! この人結構演技派だな!

 そうして、美味しい美味しいと皆で囲む夕食、一風変わった面子の団欒が続く。

 夕食が済むと、後片付けは俺がやると提案するも、それすらもヨシキさんが自ら行い、そしてニシダ主任と共に帰って行った。


「いやー……なんだか思いがけずに楽しい夕食になりましたね」

「そうですね、それにとても参考になりました」

「ふむ……ヨシキさんですか。これは近々レストランにも足を運ばないといけませんね……」

「コウネさん、余程気に入ったんだね?」

「それはもう。私、BB監修のレストランの料理や本人の作る料理も食べたことがあるんですけど、本当に遜色がなかったんです。勿論、食材のグレードによる差はあるんですけど、少なくともBBが私や、公開収録で視聴者に振舞った料理と比べると、ほぼ同一なんです」


 すっご。そこまで分かるのかコウネさん。

 ヨシキさん、ここに思わぬ落とし穴がありましたよ。下手したらBBの正体に気がついてしまうかもしれませんよ。


「今日はとても楽しい一日でした。BBの動画を好きなだけ見られた上に、こんな楽しい時間を過ごさせて貰って美味しいご飯まで。ユウキ君、イクシアさん。今日はありがとうございました」

「いえいえ、こちらこそ色々とテレビの設定から貴重な番組まで見させていただいて。また、いつでもいらしてくださいね」

「はい! ユウキ君、じゃあまた新学期、いえ、公開中継の日に」

「うん、そうだね。またねコウネさん。帰り、気を付けてね」


 そうしてコウネさんとも別れ、二人きりになる我が家。

 ううむ、大人数で楽しい時間を過ごした後だと、どうしても寂しいって感じてしまうな。


「楽しかったですね、ユウキ」

「はい、とても。あ、そうだ……ちょっとイクシアさんにも教えておかないといけない事があったんでした。コウネさんがいると話せない事なんですけど――」


 俺は、近いうちにユウキとしての俺と、ユキが直接戦う場が用意される事を教える。


「そんな事が可能なんですか……!?」

「なんでも、ヨシキさんがあのチョーカーを使ってユキ役を演じられる人を用意するとかなんとか」

「なるほど……実質息子と娘を両方同時に見られるという事ですね? 私も楽しみです」

「いやぁ……そういう事なんですかねぇ?」


 ともあれ、色々と楽しかった半面、いろんな意味でハラハラした一日が無事に終わりを告げたのだった。






 翌日、かれこれ三日連続になるだろうか? 俺はまたしても理事長に呼び出され、学園の理事長室を訪れていた。


「公開中継の日程が決まりましたよ。来週の九日、本社ビルの特設スタジオで行います。つきましては質疑応答の対策として資料を纏めましたので、目を通しておいてくださいね」

「おお……ついに決まったんですか……緊張しますね」

「いいですか、毅然と振舞ってください。相手が何を言おうと『それ以外に地球を守る事が出来ませんでした』で押し通しても問題ないのです。誰が何を言っても、所詮は『守られた人間』でしかありません。今回の質疑応答は、ある意味では各国の『危険思想』の持ち主を炙り出し、晒し上げるという目的もありますから。いいですか、貴方は紛れもない英雄なんです。そこだけは履き違えないで下さいね」


 それは……こちらを鼓舞しているのだろうか? まぁ正直レスバとか久しぶり過ぎてどうなるかわからないんだけど。


「それともう一つ。ユキとユウキ君の戦いは、関係者だけが観戦するクローズな催しとなります。既にユキ役の人間の承諾も得られましたから、安心してください」

「お、そんな早く決まったんですか? 当日の勝敗ってどうすれば?」


 もしかして、秋宮の職員さんだろうか?


「まず勝てない相手だと思いますので、胸を借りるつもりでぶつかってください。きっと良い経験になるはずですから」

「え!? ……あの、まさかヨシキさんじゃないですよね?」

「……流石に身長一九〇台を誤魔化す事は出来ませんよ、別な人間です」

「今、想像しませんでした? ちょっと自分でもして引きました」

「……ええ。まぁ代役の当人はかなりノリノリでユキの真似を練習し始めていますので、安心して戦ってください。こちらの日程は学園の他の理事や国連の人間の日程が合い次第となります。恐らく今月中でしょう」

「了解です。……そんな強い人がまだいるのか……ちょっと楽しみです」


 さて、こりゃ新学期までにもう一波乱ありそうだな……!

 それにしてもユキ役っていったい誰なんだろう?


(´・ω・`)これにて14章終わり

次章は残りの春休みと一学期編

更新は今しばらくお待ちくださいまし

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