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ここまでの主な登場人物


ササハラ ユウキ


 この物語の主人公。満十九歳。やったね、あと一年で成人だ。

 だが残念ながら彼が地球で成人を迎える事は出来なさそうです。

 仕方ないね、君地球史上最悪クラスの犯罪者になっちゃったから。


 彼は、共に過ごした友人達をとても大事に思い、これまで共に過ごして来た。

 全てのクラスメイトと深い関りを持ち、信頼も信用も勝ち得てきた。

 だが、それでも彼は初めて出来た『母親』であり『家族』であり『最愛の人』の元へ向かう事を選んだ。

 世界の真実や秋宮の思惑、自分が騙されていた事を抜きにしても、ただ純粋にイクシアに会いたいという一心で全てを捨てさってしまった。

 それは狂人とも、親に飢えた子供ともとれる別離への道だった。






リオ


 イクシアがこの物語のヒロインならば、彼女こそが裏のヒロインである。

 最も初めにユウキに目を付け、そして非凡なる才能と異質な思想、それらを無意識化に感じ、彼に道をしめした。

 それは純粋に田舎で燻る若者へ向けた言葉だったのか、はたまた先に待ち受けるかもしれない混沌に、何か異分子である存在を向かわせたかったからなのか。


 ユウキの動向を常に探っていた節があり、事あるごとに気にかけていた様子。

 そして案の定、幼女ではなく大人の女性だった模様。

 曰く、地球では一〇才以上若返ってしまうのだとか。

 リオの外見が一〇前後だとして、最低でも二十歳を過ぎている大人の女性。

 なお、戦力的には少なくとも六光よりは上らしい。






ロウヒ


 テロリストと目される組織のリーダー的存在。

 地球での世界樹植樹を妨害する為、ユウキを味方に引き入れた。

 その際、グランディアに逃れたイクシアからの伝言を利用してしまった為、密かにイクシアによる報復を恐れている。


 現状、厳しい言葉を投げかける事もあるが、ユウキを救いたいという気持ちも持ち合わせているため、手放しに悪人であると断定できない状況。

 だが、目的の為ならば人の命も奪う事をいとわないという考えの持ち主であった。






六光


 ロウヒの相棒であり、組織におけるスパイのような役割をこなす人物。

 現在の秋宮当主であるリョウカの妹に助力した経験もあり、さまざまな陣営に顔が利く。

 が、やはりロウヒの相棒としてのポジションが彼の正式な立ち位置だったようだ。

 過去に二度ユウキと交戦した経験があり、割とユウキを気に入っていた。






ササハラ イクシア


 リョウカと共に地球を逃れたユウキの母親。

 身を切る思いで地球を後にし、きっといつかユウキが自分の元に辿り着くと信じて彼を置き去りにした。

 だが、地球に向かうロウヒに、せめて自分がユウキとの約束を破ってしまう事を謝罪しようと伝言を託した。


 それが、ユウキが地球最悪の罪人になるきっかけになった事を知ったら、果たして彼女はどう感じてしまうのだろうか。

 たぶんロウヒ殺されますわ。この人彼より強いから。






ナーシサス・D・フラウニー(ナシア フラウニー)


 サーディス大陸における象徴ともいえる存在、聖女。

 その性質は『継承』であり、代々の聖女の魂を継承してきていると言われている。

 職業は『魔導師』だけではなく『再生師』という古の術師であり、環境によりその力を変化させる。

 地球だから、ユウキは逃げ切る事が出来た。

 もしもグランディアであったのなら、ユウキも、ロウヒも、六光もリオも命を落としていた。

 聖女とはそういう存在であり、グランディアにおける『ジョーカー』とも呼べる存在だった。

 ユウキを慕い、とてもなついていた彼女にとっては、今回の暴挙は決して許せる事ではなく、全ての思いが反転し、修羅と化してしまった。

 世界樹とは、そういう物である。






セリア・D・ハーミット


 ユウキのクラスメイトにして、聖女候補でもあった生徒。

 世界樹を害された事実は、彼女にとって思考を奪い去り、ただ殺意だけをユウキに向けるという結果を生むのに十分な事件だった。

 思い出も、淡い恋心も、尊敬も全て一瞬で消え去り、ナーシサス同様ユウキを殺すべき対象と認識した。

 世界樹とは、そういう物である。






ヤナセ カイ


 ユウキのクラスメイトであり、友人である剣士。

 最もユウキを信頼し、ライバル視していた人物。

 自分を引き留め、道を正そうとしたユウキを心から信頼していた。

 ユウキの不調を感じつつあっても、それをどうすれば解決出来るか考える事が出来ずにいた。

 最もユウキに近い力を秘めていた反面、心のどこかでは勝てないと思っていた。

 そして、その結果ユウキを引き留める事に失敗した。






イチノセ ミコト


 ユウキのクラスメイトであり、刀の扱いにおける師とも呼べる人物。

 共に尊重し合い、高め合い、信頼していたユウキの裏切りは、彼女をどう変えてしまうのか。

 彼女が最も信頼していたクラスメイトは誰であろうユウキであった。

 ある種の憧れを抱き、純粋に友として引かれていた彼女にとって、今回のユウキの別離はどんな結果を生み出してしまうのか。






カヅキ キョウコ


 ユウキのクラスメイトであり、密かに気遣っていた人物。

 弟のようであり、同時にグランディアでのユウキを見てそれが恋心に変わろうとしていた矢先の今回の事件に、酷く心を痛めた。

 だが同時に、疑念が生まれてしまった。

 もとより、秋宮に思うところのあった彼女は、ユウキの別離に秋宮が関係していたのではないかと考えるに至ったようだ。






コウネ・シェザード


 本人に自覚はなくても、もう心の底からユウキを愛してしまっているクラスメイト。

 それは家族愛かもしれない。そうじゃないかもしれない。だが、共に歩みたいと心の底から願い、イクシアを失ったユウキを支えたいと心から願っていた女性。

 ユウキの別離について、ユウキが悪人になったとは微塵も考えてない模様。

 それはユウキの人柄を信じているからこそ。






アラリエル


 現在、グランディア最北の大陸『ノースレシア』の王位継承について巻き込まれつつある人物。

 自分の境遇に似ていたユウキを元気づけようとしていた矢先の別離に、彼は何を感じ取ったのか。

 本当は誰よりも思慮深く、複雑な立ち位置に立たされていながら友を思う彼は、この先どう動くつもりなのか。






ヨシダ カナメ


 ユウキ、そしてロウヒがテロリストだという事実に一番心を乱されていたクラスメイト。

 彼にとっての憧れの対象であるロウヒ。そして同士でありライバルと定めていたユウキ。

 その両名の裏切りは、彼にどんな影響を与えてしまうのか。

 普段、あまり感情を見せない彼が、ユウキの見せた本当の実力を目に何を思ったのか。






ジェン・ファリル


 ユウキの担任、SSクラスを受け持つ女性。

 ユウキを信頼しつつ、心のどこかで警戒もしていた。

 強すぎる力。秋宮の息のかかった人間。その二つの事実が彼女をそうさせていた。

 そして、今回の事件でその警戒が現実の物となり、彼女はこれから先どうなっていくのか。






アキミヤ リョウコ


 リョウカを追い落とし、秋宮の実権を握った人物。

 様々な事件で暗躍し、密かに実権を握る日を狙っていた。

 そして、己の地位を盤石にし、地球における最大の功労者となるはずだった日に、ユウキの決断により全てを台無しになれた。

 それは、ユウキを自由に利用していた事に対する、代償だったのかもしれない。

 人は身の丈以上の力を使いこなす事は出来ない。

 そんな常識を、彼女は忘れていたのかもしれない。






アキミヤ リョウカ


 地球を逃れた元秋宮財閥総帥。

 妹に追いやられ、グランディアに逃れた。まさしくトンズラ(豚面)。

 だが、それでおとなしく身を引くとは微塵も考えていない模様。

 今回のユウキの引き起こした事件は、ほどなくして彼女の耳にも届くだろう。

 この先、彼女は逆転の一手を見つけ出す事が出来るのだろうか。






ニシダ ヨシキ


 今回の一件を黙認、地球とグランディアの運命を変える植樹、秋宮総帥の据替、それら全てに手出ししなかった地球のジョーカーである人物。

 彼がしたのは、ただ一本の料理動画をアップロードしたのみ。

 彼は、自身の妹が秋宮に利用されないように動いたのみであった。

 現在、妹をグランディアに逃がす為に動いている最中である。

 だが同時に、もしも妹であるチセがもっと強硬な手段で秋宮に縫い留められるような事があったら。

 たとえばそう、チセと自分の父を人質にとったり、何も知らずに兄である料理系ブーチューバーの自分を人質にとろうとしていたら。


 間違いなく、ヨシキの逆鱗に触れていただろう。

 即ち、この世界から秋宮の影響が全て消え去るという事。

 つまり命拾いしましたね、リョウコさん。






(´・ω・`)(失われし豚)


 総帥入れ替わりにつき、らんらんグッズは全て処分されてしまいました。

 金の像も絵画も、全てはもう存在しない。

 唯一トレードマークのハーフマスクのみは、今もリョウコとリョウカの顔についている。

 


(´・ω・`)お尻が弱そうな女騎士が二人も仲間になるゲームが発売されたので楽しみたいと思います。

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