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犯人が悪霊に至るまで

生存していた頃、エクソシストは富豪の男に雇われていた。

その一族の娘と恋に落ちたエクソシストは駆け落ちの約束をする。

最後の仕事になるだとうと訪れたのは富豪の男の住んでいた幽霊屋敷。

依頼は幽霊対治ではなく外部に出さない結界を施すことだった。

そしてそれが終わった時、雇い主に殺された。

「病の娘の礎になれ」と。


霊として屋敷に閉じ込められたエクソシストの前に現れたのが現在の女主人。

彼女の話を聞いて彼は彼女が雇い主の娘に違いないと思い、探索するうちに地下の魔法陣を見つけて雇い主の謀を確信する。

だが、復讐を誓ったのは次に訪れた青年から婚約者が自分を追って死んだと聞かされてからのことだった。


最初は魂の抜けた猫に憑依した。用意していた除霊の道具を少しずつ用意した。

次に助手の体を見つけた。どうやら魔法陣の核に触れてしまったせいで猫と同じ生霊になったらしい。

人の体は使いやすかった。

計画を実行し、霊体であると気づかぬ助手は封印し、青年の魂は礎に、猫はそのせいで悪霊に。


そして現在に至る。

「その娘を礎にすれば助手を返してやろう。」

生き返るつもりはなかった。目的は雇い主の謀をつぶし、それを企んだ一族を礎にして縛り苦しめること。


「娘は自分が生き返るため、青年は協力するために死んだとでも考えたのか。」

探偵は冷たい目線で彼を見た。

屋敷の調査を頼まれたのも、雇い主の策略のうちだったのだろうと推理する。

「だが、お前は間違えてしまった。」


女主人を背に、覚悟を決めた探偵は冷淡に導き出した答えを述べた。

「彼女はこの屋敷に住んでいただけで、本当の娘ではない。」

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