見知らぬ2人の出会い
初めての小説なので、表現が
下手くそなとこが多々ありますが
頑張って書きますので、
応援よろしくお願いします!
ここは街一番の繁華街
「もう一軒行くぞー」
失恋したばかりの将吾が友人である浩平の
肩に手をまわす。
「明日仕事だし、もう帰るぞ」
「じゃあ、俺1人で行く!」
そう言って、将吾は目の前のバーに入った。
店内は薄暗く、平日だけあって客も少ない
静かな店内に将吾の愚痴が響く。
「なんだよあの男!誰だよ!ってかあんな奴
どこがいいんだよ!」
「まぁ、落ち着いて。これ、サービスです」
「優しくしてくれるのはマスターだけだよ」
将吾はくしゃくしゃ顔で涙を拭った。
ー六時間前ー
夜景が綺麗で有名なレストランに
将吾と彼女の美香がいた。
美香は見た目は完全にギャルだが
実はすごく優しく気が利く女の子だ。
付き合って5年記念日の今日
将吾はプロポーズをしようと考えていた。
コース料理も最後のデザートを残すだけになり
将吾はサプライズでケーキを用意していた。
ケーキが来たらプロポーズをする予定の将吾は
緊張をほぐす為、トイレに行った。
「よし、いくぞ」
自分に言い聞かせ、席に戻り
合図を出そうとスタッフを見たその時。
「コンチワーッス」
金髪でギラギラしたものを身につけた
教科書通りのチャラ男がやってきた。
「誰…ですか?」
「美香の新しい彼氏っす」
「…ん?美香どういうこと?」
動揺する自分を落ち着かせながら美香を見た。
「ごめん!なんかそろそろ将吾から
プロポーズされそうでさぁ。まだ私
結婚とか興味無いし…ごめんね!じゃ!」
席を立ち、笑顔で手を振りながら去って行く
美香の姿を、ただ呆然と見ていた将吾は
「すみません。全部キャンセルで…」
スタッフにそう言い残し街の中に消えて行った。
-現在-
「今日プロポーズするつもりでさー」
将吾はポケットから箱を出しながら
「これ指輪。マスター、いくらしたと思う?」
机に強めに手をつき、立ち上がって叫んだ
「80万だぞ!!」
「80万よ!!」
声がした方を振り向くと、髪も化粧も
ぐちゃぐちゃになった女性がこちらを向いていた。