タイムリープ漫画といえば?②
『僕はビートルズ』全10巻
作:藤井哲夫 画:かわぐちかいじ
禁断の②です。
これもまたタイムリープものなので。
ビートルズのコピーバンドをしていた4人組が、ひょんなことから、丸ごと1961年にタイムスリップ。実際のビートルズのデビュー前に、日本からビートルズの曲を発表するという暴挙に走る……。
いわゆる歴史改変モノ。
かわぐちかいじは、原作付きの漫画をよく描くが、始まった当初は「なんでこの話で、かわぐち?」と思った。しかし、舞台が60年代の昭和ともなると違和感もなくなり、これはこれでアリだなとなった作品。
さて、この作品は2010年に連載開始なわけだが、実はこの設定にかなり似た映画が英国に存在する。ダニー・ボイルが監督した映画『イエスタデイ』である。
『イエスタデイ』は、ある日突然、世界中がビートルズの記憶だけを失い、自分だけが覚えているという状況に陥った青年の物語。インド系の移民が、現代の英国でビートルズの曲を歌い、ヒットを飛ばすという内容だが、これって完全にやっとるよね(?)。




