テニス漫画といえば?
『ベイビーステップ』
作:勝木光
この作品をここで投入するかは、正直迷った。だって、超メジャーじゃん、これ。けど、好きだから仕方ないね。
超絶真面目な優等生、オールAの丸尾栄一郎が、コツコツとテニスの腕を上達させていく漫画。ぶっちぎりの才能で突き進む王道少年漫画ではなく、真面目にコツコツが丁寧に描かれており、実にいい。ただ、「目」だけは非常にいい。そこまでチートじゃない範囲で。
ところで、この勝木光さん。
この作品の後に何を描くのか、期待していたら、なぜか『本好きの下克上』の第四部コミカライズの作画担当に。いや、厳密にいえば、漫画か。本好きの原作者がネームまで描いているとは思えないので。ただ、なろう系コミカライズは、小説版のイラストのキャラデザのひとがかなり美味しく、逆に漫画担当は……と聞くが、ちゃんとした配分でもらえているのだろうか? まあ、勝木さん自身が本好きのファンのようなので、いらぬ、お節介だが。
テニス漫画といえば、
古くは『エースをねらえ!』に始まり、『テニプリ』やらがあるわけだが、最近読んだ中では『ラブゲーム』(有田ケイ)なんかも面白かったかな。画は全然荒いけど、その分、ストーリーは面白かった気がする(気がする)。
テニスって案外描かれていないジャンルだから、狙い目かもやで、漫画家さんたち。




