宝石漫画といえば?
『七つ屋志のぶの宝石匣』
作:二ノ宮知子
今回、紹介するのは『のだめカンタービレ』の作者でもおなじみの二ノ宮知子の連載中の作品『七つ屋志のぶの宝石匣』やー!(声の出演:ヒコマロ)
宝石から、よく分からない「気」のようなものが見える質屋・倉田屋の娘・志のぶと、名家の跡取りだったのに、質流れで倉田屋の世話になって育った北上顕定とが織りなす「宝石を巡るミステリー」。
ミステリーと言っても、そこは二ノ宮知子である。重苦しさはほとんどなく、宝石や質屋業界についての勉強にもなる漫画(ミステリー部分は、北上家の没落の原因を巡る全編を通しての謎の部分)。
この作者、意外にニッチなところも攻めていて、『87CLOCKERS』なんて、「オーバークロック」を競う、99%以上のひとが「なんそれ?」となるジャンルにも手を出している強者であったりもする。
宝石漫画と聞くと『宝石の国』を思い浮かべたひとも多いかもしれないが、『七つ屋志のぶの宝石匣』まだ読んでいないのなら、オススメです。
今回の紹介にあたり、読み返していたら、本作は『のだめ』の連載開始前には、すでに構想があったらしく、どっちにするかで、担当がGO!したのが『のだめ』だったようです。
おかげで、じっくりコトコトと寝かされて育った本作は、熟成した味わいもあり、グーでございます。




