平安時代漫画といえば?
『応天の門』
作:灰原薬
若き日の菅原道真と、在原業平少将との推理テイストの事件録。歴史モノとして読んでも面白い。『薬屋のひとりごと』の道真版として読んでもいいのかもしれない(そんなこともないよ)。『神作家 紫式部のありえない日常』と迷ったが、今回はベタにこちらで。
さて、平安時代モノって他に何があったっけ?と調べてみたら、『なんて素敵にジャパネスク』や『あさきゆめみし』などがあったが、夢枕獏原作の『陰陽師』を見つけ、「しまった!こっちだったか?」と思ったが、こちらは超メジャーなので、省いてもいいよね?
『遮那王』は、スタートがあれなので、漫画自体は面白いけど、アウト。「チンギスハンは源義経なり」という例の偽史インスパイア系の設定からのスタートのため、ちょっと論外。ムーの子孫だの、キリストの墓は青森などは、大戦前の時期に「侵略・併呑」の正当性を謳うために、山ほど作られた「偽史」の一例。ナチスドイツのインスパイア系の子供向けプロパガンダだったはずなのに、現代でも言っている人間がいるのは、開いた口がふさがらない。




