医療系漫画といえば?
『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』
作:草水敏 画:恵三朗
手塚治虫による金字塔的作品『ブラックジャック』に始まり、実は根強いファンを持つジャンル。医療モノ。
ドラマ化などもされるケースが多く、どれも甲乙つけがたいが、展開が水戸黄門化(=ワンパターン)になりがちで、長くなればなるほど、途中で投げてしまうケースも少なくはないのが、これ。
最新まで追わずに途中で投げてはいるが、今ぱっと思い浮かぶイチ押しとしては『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』あたりか。序盤の数巻は非常に面白く、連載当初から追ってもいたが、今調べたら、現在すでに30巻。「あの後、そんなに展開あるのか?」とビックリした。
他にピックアップする作品があるとすれば、『JIN』『ブラックジャックによろしく』『おたんこナース』『動物のお医者さん』あたりだろうか。『JIN』はタイムリープも加わる、なろうテイストがあるので、ここの読者にも合いやすいのではなかろうか。取ってつけたようなのは、あまり好みではなく、フィクションなら完全に振り切っている方がまだマシ、というのが、筆者の趣味か。