旅漫画といえば?
『リアリズムの宿』
作・つげ義春
エンゲブラは、暴挙に出た。
これは漫画の話ではない。
筆者が「旅」と聞いて、思い浮かべる漫画は(ほとんど読んでないが)『ヨコハマ買い出し紀行』なわけだが、今、他の漫画の下調べで画像検索をしていたら、つげ義春の『リアリズムの宿』のサムネイルが。
これ映画が抜群で、漫画もチラ見したんだが、とにかく映画のやつです。『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』などでも有名な山下敦弘監督作品。主演は、長塚京三の息子・長塚圭史と山本浩司。ヒロインに尾野真千子を迎え、行われるオフビートの笑いの映画。くるりの『家出娘』が劇中で差し込まれ、かなり好きな日本映画に入ってきます。
令和となっては隔世の感ですが、60~70年代の東北旅って、けっこうこんなだったのかなぁ、と思いつつ、ニヤリ。うん、完全に映画の話になってしまってね、これ。
つげ義春といえば、ガロと呼ばれる、例の「カネは払わないけど何でも掲載する」伝説の漫画雑誌出身のイメージ。熱心なファンも多く、映像化された作品も数多い。現在87歳と存命中だが、亡くなったら間違いなく大回顧展とか行われるだろうなぁ、とか不謹慎にも考えてみたり。




