バレーボール漫画といえば?
『神様のバレー』
原作:渡辺ツルヤ
作画:西崎泰正
記念すべき、第一作目には何を持ってくるべきか?
この連載の基本コンセプト。それは、あまり一般には届いていない可能性が高い、面白い漫画を紹介していきたいというもの。で、まずはこのバレーボール漫画『神様のバレー』である。
『週刊漫画TIMES』という聞いたこともない雑誌で、現在も連載中の本作。いわゆる「監督モノ」なのだが、完全に掲載雑誌を間違えていると筆者は考える。でなきゃ、もっと爆売れしとるやろがえ!と。
実業団バレーで、敏腕の分析官をしていた主人公が、ひょんなことから中学のバレー部のコーチに。進学校の弱小バレー部を率い、全国を目指すという無茶ぶり漫画だが、これがとにかく面白い。
駆け引きにつぐ、駆け引きで相手校を翻弄していく主人公の手腕は必見。
Wikipediaでも読者対象「40-50代以上」とされる高年齢向け漫画雑誌に掲載しながら、それでも現在35巻まで連載が続き、それなりに電子版も売れているのだから、やはり地力のある作品といえる。
『ハイキュー!!』とは、またまったく違ったアングルで、バレーボールが楽しめます。