表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夜空散る花  作者: 雨宮雨霧
5/14

4話

水着から制服に着替えてホームルームが始まった。

髪から滴る水滴で教室は濡れている。

担任が教室に入ってきた時、床が濡れているのに気付かず滑って転んでいた。

みんな大爆笑。担任には申し訳ないが私も笑った。

小綺麗なスーツは薄汚れて、担任は少し悲しそうだ。

「なんで濡れてるって教えてくれなかったんだよ、痛かったんですけど。」

先生の言葉で余計に笑いが止まらなくなる。

「気を取り直して。夏休みまで残り一ヶ月を切りました。このクラスだけ何科目か授業が遅れているので急ピッチで終わらしていきます。」

みんなが文句を次々に言い出す。

そう、このクラスは授業を遅らすことで有名だ。

先生を巻き込んで授業を脱線させ続ける。永遠に教科書のページは次に進まない。


「静かに、そういうところを直してくれれば先生たちも楽なんだがな…。授業だけでは追いつけないから課題を毎日出します。」

最悪としか言いようがない事態。教室はざわめきが止まらない。

「課題をやらなかったら三者面談な!」

クラス中悲しみの声で溢れかえる。そんな中、チャイムが鳴り響いた。

「もうそんな時間か。じゃあ委員長、号令お願いします。」

起立!礼!

さようならー!!


ドタバタな今日の授業も終わりを告げた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ