表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夜空散る花  作者: 雨宮雨霧


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/14

エピローグ

「ずっと一緒に居ようね。来世も今も。」

もちろんだよ。


私たちは今、夜空に散る。

あの花火のように美しく。


靴を脱ぎ、柵に足をかける。

震える身体を抱き寄せながら、世界に別れを告げる。


「「また君と出会えたらいいね」」


そう二人で言った。


落ちる。ゆっくりと。

彼女の顔はもう力がない。

離れないで。どうか。ずっと隣に居てね。


静かな街は鈍い音に包まれた。


二人の女子高生はあっけなく散った。

痛みも苦しみも、もう二度と味わえない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ