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夜空散る花  作者: 雨宮雨霧


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13/14

12話

「今日の祭りは花火も上がるんだって。」

そうなんだ。

屋台を回りながら話す。

焼きそば、たこ焼き。チョコバナナ。かき氷。

なのはは永遠に食べ続ける。

「最後の晩餐だよ。楽しも?」

最後…、あぁ。あっけなく終わるのか。


射的に偽物の金魚すくい。

景品を取れてもなのはは笑わない。


「あの高台が一番花火見えるの。行こうよ。」

制服の襟を引っ張られながら連れて行かれる。

怖さ半分諦め半分。

私は奴隷だ。


高台に着いた頃、花火が打ち上がった。

色とりどりの花はとても綺麗だ。

「写真撮ろう!」

花火を背景に写真を撮る。

「遺影だね。」

そう彼女は笑う。

最後の一発を見届け、祭りは終わった。



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