井土リア(膝の故障・冷たい家族と戦う陸上快活少女)
性別:女
年齢:17歳(12月13日生まれ)
家族構成:家庭のことを顧みない塾講師の父親、教育熱心な専業主婦の母親、大学受験浪人中(二浪目)の兄が一人
出身地:大阪府
学年:3年生
身長体重:159cm、52kg
髪型:ベリーショート
特徴:勝ち気、自分の信じることのためなら男子にも食ってかかっていく、曲がったことが大嫌い
部活:陸上部
趣味:YouTubeで整体の動画を見ること、それを自分の体で試すこと、漫画鑑賞
特技:体を動かすこと全般、陸上競技
尊敬する人物:陸上の道を進めてくれた小学校時代の恩師、久喜雄一郎
井土リアはいつも抑圧を感じていた。母からである。勉強していい結果を出しなさい。彼女の母は決して口でそうは言わなかったが、小学校からの塾通い、教育への投資を惜しまないその姿勢に、リアは常に重苦しさを感じていた。そんな彼女にとって、走ることは唯一自分自身で選んだ道だった。小学校四年の時の担任の久喜雄一郎に見出されたスプリンターとしての才能は、確実に彼女を解放された人生へと押し上げてくれた。人生で辛いことがあったとき、彼女は久喜の熱意ある指導を思い出す。リアにとって、久喜は唯一尊敬できる大人だった。彼女は久喜のように、誰かを励まし助けることができる人間になりたいと思っていた。そのためにも、彼女は陸上競技で成功することが自分自身の使命であると感じていた。中学校で全国大会で好成績を残した時、母はもう塾へ行けとも言わなくなっていた。代わりに彼女にもたらされたのは虚無感だった。有名塾講師として忙しい日々を送り家庭を顧みない父親、もう兄にしか興味がない母親。家庭の中に彼女を包む温かい眼差しなどなかった。次第に彼女は、ただ一人陸上競技の練習に没頭し始める。高校はスポーツ特待で優秀な兄の出身校へ入ることに成功、将来は女子陸上競技界の新星として教員たちから将来を有望視されている。しかし最近、夜間の入眠時に膝関節がひどく痛むことに悩んでいる。彼女は久喜に連絡を取り、彼の勧めで医師に診てもらい、膝蓋骨軟化症と診断された。これは、スポーツ選手によく見られる症状で、過剰な運動や負荷によって膝関節の軟骨が磨り減ってしまうものだった。リアは、自分の夢を諦めることができず、病気を治すために整体やストレッチなどを自分で研究し、取り組むようになった。彼女は、自分自身が回復したら、他のアスリートたちにも同じ方法を教え、彼らを助けたいと考えていた。リアは、膝の故障と闘いながらも、陸上競技での成功を目指し、努力を続けていた。彼女は、毎日のトレーニングや競技会での成績を積み上げ、将来を有望視される存在となっていた。彼女は、勝ち気な性格を活かし、男子選手たちにも練習量で負けずに競い、その勇敢さで多くの人々から尊敬されていた。リアは、YouTubeで整体の動画を見ることが趣味であり、それを自分の体で試すことが好きだった。彼女は、自分の体の調子を自己管理し、ケアすることが大切だと考えていた。今後、リアは陸上競技での成功を続けながら、自分自身の体のケアや整体の研究を進めていくつもりだ。また、トレーナーや整体師としての道も模索し、アスリートたちが健康に競技を続けられるようサポートすることを目指す。リアは、自分自身が抱えた悩みや苦しみを乗り越え、自分自身を証明していくことで、家族や周囲の人々からの認められる日がくることを信じている。