川端ユミ(それなりに人生に満足するセミプロ舞台芸術家)
名前:川端ユミ
性別:女
年齢:35歳(12月25日生まれ)
家族構成:夫(38歳)と6歳の一人娘、両親(父69歳、母67歳)。
出身地:岐阜県
職業:舞台演出家。大学卒業後、東京のIT企業で働いた後、結婚、出産と同時に軸足を仕事から家庭に移した。
学歴・所属:名古屋の私立大学卒
身長体重:160cm、52キロ
髪型:セミロングの茶色の髪
特徴:仕事と家庭のバランスをとることを重視している。自宅で仕事をしているため、娘の教育にも力を入れている。週に一度は必ず家族で外食をするルールを設けている。母親が糖尿病になったことをきっかけに、家族の健康管理に気を使っている。
趣味:多数の趣味を持っていたが、今ではガーデニングと読書。最近は子供向けの本を読むことが多いが、本格的な推理小説も好き。
特技:何にでも挑戦する気質のため隠れた特技が多い(飽き性とも言える)。最近はベーキングが得意で、特にパン作りが好き。
尊敬する人物:学生時代にネットで出会ったアマチュア芸術家
ユミは十代の頃、貿易商として家を空けてばかりの父親と、どこへ向かうかも言わずに外出する母親を見て、家族というものへの愛着を破壊されてしまった。結婚と出産ではないライフプラン。自力での自分の人生の救済。それが彼女の目標になった。中学高校は地元岐阜県の演劇部に所属し、とても充実感を感じていたが、それが自分のキャリアに何か寄与することになるという夢は追わなかった。持って生まれた優秀さと家庭の豊かさを存分に生かし、堅実に名古屋の中堅私立大学へと進学し、東京のIT企業に勤めることになる。しかし会社のブラックな体質に嫌気がさした彼女は、大学時代から付き合っていた恋人の安アパートに転がり込む形で新たな生活をスタートする。しかし恋人も親友が立ち上げたベンチャーが上手くいかなくなったことで仕事を変えざるを得なくなり、生活は一時不安定になる。ユミのサポートもあって、本質的に自堕落な性分のある恋人はなんとか伝手を頼って広告会社に就職するも、ユミ自身は自力での人生の救済という目標を外れつつある自分に絶望しつつあった。しかし彼女が次に没頭したのは趣味だった。ネットを介してアマチュア演劇制作チームに出会った。そこでアマチュア舞台演出家として活動を始めることになる。舞台は成功とは言えないまでも、少々のファンとある程度の収入を得るようになった。彼女はいくつも趣味を持っていて、今まで様々な趣味に挑戦してきた。家庭を思わせる料理は毛嫌いしていたが、家事全般が不得意な夫のゴミのような料理を見るにみかねて習慣化したところハマり、パン作りにも手を出し、その結果、ベーキングも得意とするようになった。その頃、妊娠を機に結婚、夫の田舎への移住の希望もあり、故郷である岐阜県での両親との同居を開始する。ドラマティックな和解など一つもなかったが、幼き頃の両親への蟠りなどとうにどこかへ吹き飛んでしまった。現在は夫と一人娘、両親との5人家族。セミプロ舞台演出家として働きつつ、子供の教育にも力を入れている。最近では、母親が糖尿病になったことをきっかけに、家族の健康管理にも気を使うようになった。一方で、忙しい生活の中でも趣味を大切にすることを心がけており、ガーデニングや読書、ベーキングに時間をつくるようにしている。自分の生活を豊かにするために、仕事と家庭のバランスをとることを重視している。当初掲げた目標も何もかも思い通りにいかず、今自分にあるのはセミプロ舞台演出家という技能だけだが、思ってもみなかった家族という幸福を感受し、今では人生に大きな満足を感じている。




