城島ユウメイ(容姿端麗でニヒルな男子大学生)
名前:城島ユウメイ
性別:男
年齢:20歳(1月22日生まれ)
家族構成:社会運動家の父(49歳)、国際協力NGO職員の母(39歳)、カラオケ好きの高校生の妹(16歳)
出身地:大阪市
学歴・所属:阪大
学年:大学3年生
身長体重:165cm、59キロ
髪型:ウルフカット
特徴:中性的、女性に間違われる、美少年系
サークル:運動系や文化系様々なサークルに顔を出している(テニス、調理、文芸
趣味:ファッション、クラブ通い、飲み歩き
特技:ジャグリング
尊敬する人物:某有名ボイスパーカッショニストと遊び仲間には答えているが、本当は他人を尊敬するという心を礼儀上の必要以上に抱いたことがない。
昔からユウメイは、あらゆることを人並みかそれ以上にこなすことができた。高い知能のおかげで、ほんの少しの頑張りで勉学も趣味も周囲の期待以上の成果が出すことができる。だがそれゆえに他人の自己欺瞞が見えすぎるほどに見えてしまうのだ。彼がまず見限ったのは、社会運動に熱心な両親だった。裕福な日本という国に生まれたことそのものに罪悪感を抱くその心性に、コンプレックスに由来する暗い劣等感の存在を感じ取った彼は、大学進学と共に家を出た。仕送りにも頼らず、抜きん出た「ノンケにモテる美少年系の見た目」を生かして、何人もの「パパ」とプラトニックな関係を結び、豪勢な生活を実現していた。どのナイトクラブに行っても、どのバーに行っても、彼は注目の的になった。今年はそれで十分楽しめた。しかし来年は飽きるだろう。彼はそう思った。このまま見た目と知能を生かして守備よく立ち回れば、老いてその魅力が衰えるその時までに、十分な蓄えを得られる……。その見立てに、確かな実現性と同時に魅力のなさも感じていた。彼は生きることの簡単さに飽き飽きしていたのだ。刺激が欲しい。彼は飲み屋を巡りながら、今日もそう考え、出会いに期待する。出会うべきでない「彼」に出会ってしまうまでに、そう時間はかからなかった。