ツンデレ叔母さん
掲載日:2012/11/03
超短編です
大っ嫌いな姉が娘を産んだ。私にとっては姪だ。
かごの中に入れられたソイツは小さい猿だった。産んだばかりで血管浮いてて怖い。嫌いな人間の娘なんだから、おまけに顔も可愛くなくて好きになれるはずがない。
数週間後、再びあったソイツは美幼女になっていた。可愛いからって好きになれると思ったら大間違いだ。
また会ったソイツはかごに入らなくなっていて、抱っこを頼まれた。……人のいないところでしかめっ面で抱っこしながら見てやっても、ソイツはきょとんとするだけだった。
また抱っこを頼まれた。動き回る時期に入ったから迂闊に離せん。周りを散らかされても困るから腕が痛くなるまで抱っこ、しょうがなく。何かすんすんしている。この柔軟剤が好きなんだ。
また会ったとき、ソイツは「だーっこ」と手を広げて駆け寄った。抱きしめてやった。お前は姉の娘というより、私の姪だ。




