青い鳥
何となく分かる
関係図
野田 隆一
↓好き↑幼なじみ+相談相手
白川 隆
↑好き(?)↓好き
長門 隆斗
↑元恋人+ライバル↓
野田 隆一
あー…もう。
またか…
~♪
携帯の着信音が鳴る
隆からだ。
{なぁ、隆一。
明日はどうしたらいい?}
俺、野田 隆一は自称、隆の親友。
俺と隆は小学校から一緒で、名前の文字が同じという共通点で仲良くなった。
隆には小学校の時からの好きな奴がいる。
長門 隆斗。
俺と隆斗の関係
それは、元恋人。
今はともだ…いや、親友だ。
だけど、俺が本当に好きなのは…
隆。
ただ一人だ。
こんな風に毎日、隆はメールで隆斗とどんな話題で話せばいいか。
などを俺に相談してくる。
悪質なメール…。
俺はそう思いながらもメールに返信する。
{とにかく、趣味の話しまくれ。
あ、でも、もうそろそろ告__}…
隆が、隆斗に告る…?
そっか。
隆は隆斗が好きなんだよな…
当然といえば当然か…
告る。な…
とにかく、込み上げてくる何かを押さえ付け、文章をどうにか完成させて送信する。
すると、すぐに返事がきた。
{馬鹿!告白なんてできる訳ないだろ!!}
{じゃ、楽しみにしてる。頑張れ~☆}
と返信して携帯をベッドに放り投げた。
携帯が鳴っているのをそっちのけに、俺はリビングへ向かった。