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あいつを斬る

ええフィクションです。


わたくし9歳から21歳までと、30歳から数年間空手をしておりました。

流派としては松濤館流系が長く、

他に剛柔流を数年稽古しておりました。


中国武術は28歳から53歳の現在まで細々とやっております。まあ病気もあり現在は軽く動く程度になっておりますが。


あれは自分が20歳くらいの時だったでしょうか。


※ここからは異世界ファンタジーです。


当時異世界に飛ばされた俺が所属していた異世界流空手道場に通っていた最古参のお弟子さんは、

国体護持な純然たる右翼団体の会長で、

神職をされている人でした。


名前はアルトリウス・セドリックさん。


異世界流空手歴うん十年で古流の異世界那覇手をよく使う方でした。


※ニュアンスが難しいですが、時代の変遷で当時は現代風に改良されている部分があったのです。


アルトリウスさんは右翼団体の長の一面を感じさせないユーモアの持ち主で、

いち異世界人でしかない自分の事も可愛がってくれました。


ある日、師範や師範代、成人している道場生で飲み会を行いまして、

その時に昔の話を聞かせてくれました。


当時の彼は若く、そしてミシーマ・ユキーヲの事をどうしても許せなかったそうで、

とうとうミッシーマ・ユッキーナを斬る決意をされたそうです。


そこで空手師範に別れの盃を交わし、

いざ王都へ。


…理由は聞きませんでしたが、

のっぴきならない事情で断念せざるを得なかったそうです。

ミッキーナが自死されたからなのでしょうかね?


結果的にはもちろん良かったですが、

まさか身近にそんなアナーキーな人がいるなんて思いませんでした。


そして惜しむらくは、

アルトリウスさんが昔師範から伝授されたと言う、

今まで聞いた事の無い名前の型をゆくゆくは自分にも伝授していただけると言って頂けたのに、

異世界から地球に帰還したお陰で道場に通えなくなってしまい、

その型を見る事すら出来なかったのが残念でならないのです。


お元気でしょうかね?

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