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船魄紹介【赤城】

挿絵(By みてみん)

赤城あかぎ

・艦として

 ・艦種:航空母艦

 ・艦級:同型艦なし・旧天城型巡洋戦艦二番艦

 ・前級:鳳翔

 ・次級:加賀

 ・建造:呉海軍工廠

 ・進水日:1925年04月22日

 ・所属:第一艦隊

 ・全長:261m

 ・水線幅:31m

 ・基準排水量:37,000(トン)

 ・対艦兵装:五十口径三年式二十(センチ)砲×6

 ・対空兵装:八九式十二糎七連装高角砲×12 九六式二十五(ミリ)連装機銃×26 同単装機銃×40

 ・対潜兵装:なし

 ・搭載機:A9N1瓢風(艦戦)×26 D6Y2明星(艦爆)×22 B9M1霊山(艦攻)×30 C7N6祥雲(艦偵)×4 T1K4七式螺旋翼機×6


 元は天城型巡洋戦艦二番艦として建造されていた為、艦名は巡洋艦の基準に則り、赤城山による。この名前の使用は砲艦赤城に次いで二回目。


 巡洋戦艦から改造された改造空母ではあるもが、高い艦載機運用能力を持ち帝国海軍の機動部隊の中核戦力として活躍している。また前級に当たる鳳翔は現在の基準で言うと軽空母だった為、帝国海軍が初めて保有した大型空母の一隻でもある。


 当初は八八艦隊の中核を成す41cm砲10門の強力な巡洋戦艦として起工されたが、1922年のワシントン海軍軍縮条約によって建造中の戦艦全ての廃棄が決まったことを受け、空母に改造されることになった。カタパルトがない時代の空母は速度が重要であるから、速力に優れた天城型巡洋戦艦の二隻が改造される予定であったが、天城が関東大震災に被災した為に、もう一隻は加賀が改造されることになった。


 空母化当初は三段空母という特異な飛行甲板を持っており、また甲板上に20cm連装砲を2基搭載していたが、艦載機の大型化に伴い中途半端な飛行甲板では何の役にも立たなくなり、1938年8月、全通式空母に改装された。もちろん砲塔も撤去されている。なお、戦艦としては副砲にあたる舷側の20cm砲は残されている。


 空母としての赤城は、細長い巡洋戦艦から改造された為に、加賀や後継の翔鶴型と比べると格納庫が狭かった。また大東亜戦争中では高角砲や機銃が不足しており、中型空母も蒼龍や飛龍より貧弱であった。加えて、改造を繰り返した為に艦内は迷路になっていた。


 1935年1月、赤城をドイツの駐日武官が見学し、空母運用のノウハウをドイツに伝えている。支那事変から実戦に参加し、1939年2月には海南島占領に参加する。大東亜戦争においては真珠湾攻撃から参加し、1942年4月のセイロン沖海戦では重巡2隻と空母1隻を撃沈する大戦果を上げた。同年6月のミッドウェー海戦では、爆撃が艦内に散らばっていた大量の爆弾に誘爆して自力航行不能の損害を受け、自沈処理された。


 現在の赤城は当時の赤城の艦体を忠実に再現して再建造されたものである。元の赤城は太平洋の深海およそ5,000mに眠っていると推定されており、朽ち果てるまで誰にも見つからないだろう。再建造と言っても船魄化を前提にしている為、居住区などは最初から大幅に減らされ、その分を格納庫に回されている。また高角砲は大幅に強化され、カタパルトも装備されている。


 現在は帝国最強の第一艦隊に所属して、基本的に内地で待機している。

 


・船魄として

 ・技術系統:日本式第二世代

 ・身長:169cm

 ・体重:74kg

 ・血液型:B型

 ・髪:赤

 ・目:赤茶

 ・好きなもの:加賀・節足動物

 ・嫌いなもの:知らない人・納豆


 何かを喋る時はいつも片言で寡黙、そもそも人と話したがらない引き籠り気質の船魄。同じ一航戦の加賀以外の人間が近くにいるだけで落ち着かないが、無駄に偉くなってしまったので人と会話せざるを得ない場面が多い。なお赤城と加賀のどちらが先輩に当たるのかとよく聞かれるが、これはどちらとも言い難い。加賀の方がかなり早く進水したが赤城の方が早く竣工したからである。本人達は特に気にしておらず、同格の友達感覚で接している。

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