船魄紹介【レキシントン】
【USS Lexington】
・艦として
・艦種:航空母艦
・艦級:レキシントン級航空母艦一番艦
・前級:ラングレー
・次級:レンジャー
・建造:フォアリバー造船所
・進水日:1925年10月3日
・全長:271m
・最大幅:32m
・所属:第1艦隊
・基準排水量:36,000噸
・対艦兵装:なし
・対空兵装:Mk.12 5インチ連装砲×4 同単装砲×12 ボフォース60口径40mm4連装機関砲×30
・対潜兵装:なし
・搭載機:F9Fパンサー(艦戦)×30 SBCヘルダイヴァー(艦爆)×20 A-1スカイレイダー(艦攻)×25
艦名はアメリカ独立戦争のレキシントン・コンコードの戦いに由来し、四代目。「空母の女王」など色々な渾名がある。レキシントン級は元々巡洋戦艦として計画されていたが、ワシントン海軍軍縮条約の影響で妹のサラトガ共々空母に改装されることになった。
レキシントン級は良くも悪くも巡洋戦艦としての特徴を引きずっている。巡洋戦艦由来の速力は艦載機の発艦に便利であったが、3万6千トンにして271mという極端に細長い船体故に、271mの全長にしては搭載量が少なかった。253mの加賀と搭載数は同程度である。とは言っても大東亜戦争開戦時点で世界で最高の能力を持った空母の一角であったことに疑いようはない。
極端な細長さゆえに拡張性が乏しく、高角砲は少ない。結局轟沈するまで機銃は4連装砲10基程度しか装備されていなかった。流石に再建造された後はそれなりの増強がなされているが。
1921年に竣工してから1940年まで、上甲板の艦橋の前後に砲塔形式で主砲が設置されていた。その部分だけ見ればまるで重巡洋艦のようである。空母に主砲があるというのは赤城や加賀も同じなので当時としては珍しくなかったが、上甲板に残存しそれも砲塔で装備しているのはレキシントン級が唯一であった。それに伴って艦橋は非常に高くなっており、見ていると倒れそうで不安になるデザインをしている。煙突も同様に直立した巨大な構造になっている。艦橋のデザインは今でも変わっていない。
1941年12月、真珠湾攻撃の際はミッドウェイ島への輸送任務の最中だったので、巻き込まれることはなかった。真珠湾攻撃で日本の空母機動部隊と接触することはなかった。1942年1月、妹のサラトガが日本の潜水艦の攻撃を受け、日本軍はそれをレキシントン撃沈と勘違いした。なおサラトガも沈んではいない。同月、エンタープライズなどと共に給油艦を伴ってウェーク島への攻撃を行おうとしたが、その給油艦が潜水艦に撃沈されたので断念された。2月、ラバウルに空襲を行おうとしていたところを日本軍に発見され、日本軍の基地航空隊と交戦する。日本軍は護衛の戦闘機を付けていなかったので、これはレキシントンの完勝に終わった。
1942年3月に改装を受け、不要な主砲を撤去して高角砲を装備することになっていたが、轟沈するまで高角砲は用意されず、代わりに機銃が備え付けられていた。
5月、日本軍のポートモレスビー攻略を阻止するべく珊瑚海海戦が発生した。珊瑚海海戦は空母機動部隊同士が衝突した世界で最初の海戦であった。レキシントンはヨークタウンと共に軽空母祥鳳を撃沈することに成功するが、5月8日、翔鶴の航空隊の雷撃を受けて轟沈した。後にミッドウェー海戦で沈んだ日本の空母達と同じく、密閉式の弱点が露呈した結果となった。なお翔鶴を大破させることに成功したので、ポートモレスビー侵攻の阻止という目的は果たした。
その後、1943年にエセックス級航空母艦二番艦として別のレキシントンが就役したが、瑞鶴に沈められて短命に終わった。戦後に再建造されたのは無論こちらではなく、レキシントン級一番艦のレキシントンである。沈む前に成し得なかった改装を受けて対空戦闘能力はそれなりのものを獲得している。
・船魄として
・技術系統:米式第一世代
・身長:173cm
・体重:71kg
・血液型:O型
・髪:灰
・目:橙
・好きなもの:おしゃれ・ベッド
・嫌いなもの:誤情報・肉類
人の事情を全く考慮しないいつもマイペースな少女。およそ喜怒哀楽が見受けられないが、戦うのはそれなりに楽しいらしい。何を考えているのか捉えどころがなく、怒られても全く気に留めることがない。そんな性格をしているのは、自分がアメリカで最高の空母であり人に配慮する必要などないと高を括っているからのようだ。一応は妹のサラトガにそれなりの愛情があるようだが、それらしい様子は全く見られない。