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軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~  作者: Takahiro
第八章 帝都襲撃

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船魄紹介【夕張】

挿絵(By みてみん)

夕張ゆふばり

・艦として

 ・艦種:軽巡洋艦

 ・艦級:同型艦なし

 ・前級:長良型

 ・次級:川内型

 ・建造:佐世保海軍工廠

 ・進水日:1923年3月5日

 ・所属:ハワイ警備艦隊

 ・全長:139m

 ・最大幅:12m

 ・基準排水量:3,600(トン)

 ・対艦兵装:五十口径三年式十四(センチ)連装砲×2 八年式六十一糎連装発射管×2

 ・対空兵装:九八式十糎連装高角砲×2 九六式二十五(ミリ)3連装機銃×12 

 ・対潜兵装:六式墳進爆雷砲×2 

 ・搭載機:なし


 艦名は北海道を流れる夕張川より。同型艦はない。


 本艦は格上の艦と同等の兵装を極限まで小型の船体に搭載することを目的にした実験艦である。実際、竣工時において3,500トンの排水量に5,500トン級軽巡洋艦と同等の主砲、魚雷発射管を装備している。このように武装を詰め込む設計思想は帝国海軍の巡洋艦に受け継がれている。


 しかしこのような無理な設計のせいで、本艦は他の巡洋艦にできた近代化改修(艦載機の搭載や高角砲の装備など)に対応できず、大東亜戦争の時点で実用性を欠く艦となってしまっていた。また航続距離も駆逐艦未満になってしまっていた。しかしあくまで本艦は実験艦であるので、本来の役目は十分に果たしたと言える。


 実戦には支那事変から参加し、大東亜戦争では緒戦のウェーク島攻略から参加している。その後は護衛任務に従事し、1944年4月27日、パラオ諸島で行動中に米軍の潜水艦の雷撃を受け撃沈された。


 戦後はネームシップに準じる艦として主砲を高角砲に置き換えるなどの近代化改修を施された上で再建造され、変わり者が送られがちのハワイ警備艦隊で静かに過ごしている。


・船魄として

 ・技術系統:日本式第三世代

 ・身長:155cm

 ・体重:56kg

 ・血液型:AB型

 ・髪:白

 ・目:緑

 ・好きなもの:実験・メロン

 ・嫌いなもの:野菜・束縛

 

 船魄の秘密を解き明かす為なら自分自身を実験台にすることも厭わない狂気の少女であり、自分のことを科学者であると自負している。実験という言葉が大好きであり、気になったら何でも実験したがる。しかしその裏には、実験艦という中途半端な存在として生み出された自らに対する嘲笑の感情がある。

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