現実と板切れ
掲載日:2023/10/09
掌の上の小さな板切れが
私を世界の何処へでも連れていく
行きたい場所の見たい景色
好きな時間に地球の裏へ
思い描けば惑星の外へ
板切れ一枚が手元にあれば
私の行けない無限の場所を
不自由なく教えてくれる
何でも映すその板切れから
少し目を離して立ち上がれば
その光景は現実のものとなる
音と匂いと肌で感じ取れる
画面越しとは違う彩りが
鮮明に焼き付いて離れない
無限の場所には行けずとも
五感を持って味わえる
どちらも知らない現実を
教えてくれる大事なもの




