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第三十六話~族長会議~

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会議室に俺たちが戻ると丁度シイラさんが昼ご飯を用意して会議室に運んでくれていたようだ。


「いいタイミングで戻ってきたわね、それじゃあみんなお昼ご飯を食べてから会議にしましょう」


俺たちはシイラさんが用意してくれた軽食を食べた後、アルピアさんは今回の会議の主題について話し始めた。


「今回、みんなに集まってもらったのは昨日この村にやって来た、彼らが持っているダンジョンコアについての話をするためよ」


そう言って彼女は俺たちが伝えたダンジョンコアの内容を余すことなく伝えていく。そうして伝え終えた後、各自思考をまとめるためにしばし、休憩となった。


しばらくして、アルピアさんは話を再開した。


「それで今から話し合いたいのはタツヤ君達のダンジョンコアにあるDPというの物の使い道ね」


「しかし、わしらだけで決めるのものぉ…」


「もちろん、村のみんなにもゆくゆくは意見を聞いていくつもりよ、でも今の段階ではあまり贅沢には使えるわけではないからひとまずは私達が代表して決めることにするの」


「それにしても色々ありますね~、お洋服の素材になりそうなのも一杯です!」


「ああ、俺はバリスタや、大砲とかがいいな、これがあれば村の守りもより強固なものにできそうだ」


チュールさんとギルさんは二人とも自分が携わっている仕事関係の物を欲しているようだ。


「今回の会議は、取り敢えずみんなそれぞれ欲しい物を挙げていってもらってそれから優先度が高い物から順に出していくということにしましょう」


そうして各々の族長は次々とDP召喚によって召喚可能なものの一覧を見ながら欲しい物を言っていき、アルピアさんはそれを聞きながらメモを取っていく。


やはり、それぞれの仕事での消耗品を始め、子供達のための遊具や娯楽品など様々なものが出た。


「やっぱり最初は食事関係かしらね…、でも肉や果物何かはすぐに無くなってしまうし他にDPを回したいから、調味料とかを重点的にして後は足りない物があれば感じになるかしらね」


「その後はどうするんだ?なるべく外に出ている奴らの危険を減らすことを優先して貰いたいのだが」


食料品を最優先にすることはほぼ決定したがその後にどうするかと考えるところでファルガが最初に意見を述べた。


「しかし、危険を減らすなら武器や道具を整えるための設備をよりよくした方が良くないかのぉ?農具なんかも良いものが作れるようになれば作物も多く耕せるしの」


使えるDPにも限りがあるためにどうしてもDP召喚をするにも順番が生じ、後回しにされる種族にはそれだけ不満が溜まる可能性もあるし慎重にしなければならない。


「もう少し使えるDPが多くなればいいのだけどね…、ねえタツヤ君、そこのところは何とかならないのかした?」


「魔物から出る魔石をダンジョンコアに与えてダンジョンのレベルというのを上げるか、他のダンジョンから出たダンジョンコアを俺たちが触って統合するかのどちらかでDPを増やすことができるな」


「魔石は色々と使い道が多くて余分な魔石ってのもないのよね…、ダンジョンコアも使い道がないと昔から言われていたし基本はダンジョンで壊して破棄しているのよね」


「これからはダンジョンコアも壊さずに手に入れることも考えていかないといけないかのぉ」


「だが、ダンジョンコアを壊さないと攻略後でも油断したら怪我をする恐れがあるぞ」


「ああ、余裕こいてやられるなんて御免だぜ」


ダンズの言葉に対して、村の近くでダンジョンが出現した際に攻略を担当するギルやファルガはどちらかというよダンジョンコアの収集には否定的なようだ。


「魔石でもDPの取得料が増えるというのならひとまずは魔石でのレベルアップを集中すればいいと思うよ~」


「まあ毎日DPってのも回復するなら気楽に待ってればいいんじゃないっすか?」


キャスとケインはどちらかというと気長に待てばいいというスタンスのようだ。


「そうね、まずは今回の会議で挙がった物を順番に出してもらいましょう、その後は定期的に会議を開いて欲しいものを挙げていくことにしましょう。それまでにそれぞれ皆に必要な物なんかを聞いておいて」


そうして、会議も終わりに近づいていったところで俺から1つだけ頼み事をさせてもらう。


「皆の召喚したいものがし終わってからでいいんだがダンジョンスキルというのも取得したいんだ」


そうして俺はダンジョンスキルについての説明をしていく、現在取得できるスキルは数種類しかないのだが、どれもそれ一つで戦況を変えられる可能性を秘めたスキルだ。


「村の防衛にも役立つならいいんじゃないか?元々、二人のおかげで俺たちはこんだけ贅沢できている訳だし」


「私もそれでいいと思うよ~、なんだかおもしろそうだしね」


「私もそれでいいと思います!」


「ええ、でもごめんなさいね。結局タツヤ君達が最後になってしまうことになって」


「いえ、俺たちもみんなのためになりたいので」


「ええ!お気になさらず!」


「本当に二人ともいい子ね~、こんな子が村に来てくれて嬉しいわ~」


「あー、アルピアもお気楽状態になったし、今日の会議もここらへんで終了かな~」


「じゃあ俺はここら辺でお暇するよ、子供達とも遊びたいしね」


そういってダイチさんは立ち上がり、会議室から出て行くとそれに続いて次々と退出していった。


「もうみんな出て行ったし、タツヤ君とアカリちゃんもここでお茶でもして晩御飯まで時間でも潰していましょう?明日からは色々とやってもらわなきゃいけないこともあるし今日は休憩にしましょう」


俺たちは会議室に残った族長たちと話をし、シイラさんが晩御飯を作るために厨房に行くのに付いていき、調味料や食材を提供した。


その後は食堂で会ったハル達とご飯を食べ、湖の拠点に戻り風呂に入り就寝に着いた。




読んでいただきありがとうございました。


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