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第二十三話~成長と遭遇~

見に来ていただきありがとうございます。


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菊野 灯(15) Lv.18


HP341/341

MP416/316(+100)


STR 127

MGP 265

INT 180

AGI 129

DEX 212

DEF 118


SP133


≪スキル一覧≫

【読書lv.2】【算術lv.4】【絵画lv.3】


【初級火魔法lv.Max】【初級水魔法lv.Max】【家事魔法lv.Max】【MP強化lv.1】【MP回復速度強化lv.1】【回復魔法lv.2】【解毒魔法lv.1】


【鑑定lv.2】【ダンジョン輸送lv.2】


≪種族スキル≫

【飛行lv.3】


≪称号≫

【転生者】【火の道を歩みし者】【水の道を歩みし者】【家政婦】


「なんか色々と変わってしまっているのですが…」


「昨日酔ってるときに色々操作してたみたいだが一気にレベル上げてたんだな…」


「うぅ…酔っていたときの私がすみません…」


「まあいいんじゃないか?SPも予想以上に入手できたしここらで一気に使えたほうがよかっただろうし。」


「だが、ステータスもかなり上がったな」


「そうですね、ゴブリン・キングとの戦闘の時もそれまでにレベルアップしていたおかげで勝てたといっても過言ではありませんでしたがまさかここまで成長しているとは…」


「SPも10から11になるときで入手量が上がったし、他のステータスもそれと同じようにレベルアップで伸びる量が変わったてことなのかな。」


「でもその分レベルが10以上差がある相手とは注意しないといけませんね…」


「この成長の仕方が俺たち限定なのかどうかでも変わってくるだろうが、少なくとも地球から召喚されている奴らは俺たちと同じ成長の仕方をしているだろうし出会ったら要注意だな。」


「そういえばそんなことも言っていましたね。でも、私たちって地球から召喚された人どころかこの世界の人にすら会ったことないですし、今、私たちがどこにいるのかも分かってないですからね…」


「そろそろ、探索も一日で行ける範囲から離れて遠出していかないとな」


「そのためには遠出用のスキルなんかも取得したいですね」


「【鑑定】や【ダンジョン輸送】もlv.Maxにしたいんですけどできても片方のみですしどうしましょうね…」


「一回、他のスキルを見てから考えるか」


「それもそうですね」


そうして俺たちは灯の現在獲得できるスキルを見ることにしたのだが、前に見たときと違い魔法系のスキルが多くなっていた。【初級火魔法】をlv.Maxにしたときは【中級火魔法】が増えた程度だったが今見るとその他にもスキルが入手できるようだった。


「あれかな、複数の魔法をlv.Maxにしたから解放されたのかな」


「だとしたら酔っ払って上げたスキルレベルも無駄ではなかったようですね」


「思い切って上げたおかげでこうしてスキル取得の選択肢が増えたんなら結果オーライだな」


「それにしてもこれだけあると一つ一つのスキルを見るだけでも時間がかかりそうですね」


そうして俺たちは魔法を眺めつつどんなのがあるのかを確認していく。俺も魔法を取得したいし今のうちに欲しい魔法に目星を付けていく。


「あっ、これなんてどうでしょうか?【空間魔法】なんてのがありますよ!20Pで取得できますしいいんじゃないでしょうか?」


灯の【鑑定】での説明では荷物を空間に入れて持ち運んだり自分の体をテレポートで別の場所に転送させたりできるみたいだ。


「これと後は【鑑定】と【ダンジョン輸送】のレベルを4にまで上げますね。」


そうして灯は【空間魔法】を取得し【鑑定】と【ダンジョン輸送】の魔法をlv.4にまで上げたみたいだ。


「【空間魔法lv.1】だと『収納』の魔法が使えるみたいですね」


そうすると灯はその場にあった風呂場整備で余った木材に手を触れると一瞬でどこかに消えてしまった。


「物をしまうときはこんな感じみたいのようです」


そして灯は何もないところに手をかざすとそこに黒い靄のようなものが出現しそこに灯が手を突っ込みと中から先ほど収納した木材を引きずり出した。


「なんとなくどこら辺にあるかが分かるんですがあまり大きすぎるものだったり生きていたりするものは入れられないみたいですね」


なるほど、だがこれで遠出するときの荷物なんかも大量に持ち運べるのはいいな。ここを離れたら容易に水などを確保するのも難しくなる可能性もあるからな。


「【鑑定】の方は物の品質を見れたりステータスをより詳しく見れるようになりましたね。」


灯は最後にレベルを上げた【ダンジョン輸送】について調べている。


「あっ!これはすごいですよ!ちょっと実演するので見てください!」


そう言って、灯は【ダンジョン輸送】のスキルを使用すると一瞬にして姿が消え、拠点に置いてあるダンジョンコアへと移動した。


「おお、これは・・・」


「ついに人の輸送も可能になったみたいです、ダンジョンコアの周囲限定ですけどこれで遠くへ行ってもすぐに拠点に帰れるようになりましたね!」


これはすごいな、ゴブリン・キングの部屋でダンジョンコアも手に入ったおかげで上手く使えば夜営などせずに拠点で夜を明かせば良くなったのは有難い。ダンジョンコアが夜の間に奪われることにさえ注意すればいいわけだからな。


「ただ、今の状態だと1度に1人までしか転送できないみたいですしMP消費も激しいのであまり大人数の転送は無理そうですね・・・」


「それでも長距離移動の問題が一気に解決したのは大きいな」


俺も魔法を取得してもっと役に立てるようになりたいな、今のままでは戦闘面でしか役に立てていないからな。


「それじゃあ今度はお兄さんのステータスを見ましょうよ!」


「そうだな」


俺は自分のステータス画面を開く、灯と違いSPは最後に使ってから溜まっているだろうしSPをどう使うか灯以上に考える必要がありそうだ。


神谷達也(24) Lv.18


HP 489/489

MP 279/179(+100)


STR 278(+100)

MGP 136

INT 147

AGI 155

DEX 272(+100)

DEF 171


SP324


≪スキル一覧≫

【算術lv.8】


【疾走lv.2】【持久力lv.3】【格闘術lv.3】【剣術lv.4】【MP強化lv.1】【MP回復速度強化lv.1】


【道具作製lv.2】【解体lv.2】【隠密lv.2】【探知lv.3】


≪種族スキル≫

【嗅覚lv.2】【狼化lv.3】


≪称号≫

【転生者】


「お兄さんはHPやSTR、DEXが突出して高いですね」


「灯はMPとMGPが飛び抜けてるしお互い戦闘では役割分担が上手くいっているしな」


「お兄さんはSPを使っていないですし沢山余っていますね、どのスキルを伸ばしますか?」


「う~ん、【剣術】と【格闘術】、【探知】辺りはlv.5にしたいが他はどうするかだよな…」


【道具作製】も【解体】も今のレベルのままで十分な気もするし、【隠密】は少しは上げるとしてもまだ【隠密】で気づかれたこともないしlv.5にするほどでもないんだよな…


「魔法を習得したいところだがどうしようかな…」


現状、俺が取得できる魔法も灯ほど多くないしな、SPが無限にある訳ではないし灯がすでに取得している魔法を俺も取るのは避けるべきだろう。


「初級魔法に分類されているのだと後は【初級風魔法】と【初級土魔法】ですか…今までの感じからすると使用できる魔法も変わらないですし後は属性だけでしょうか?」


「風属性なら将来的に空なんか飛べそうだが初級じゃまだ飛べなそうだしな、ここは実用面を考えて土属性にしておこうかな…」


「まあレベルアップでSPが溜まってから【初級風魔法】を習得するのもいいですしね」


「そうだな、ひとまずは【初級土魔法】を一気にlv.Maxまで取得してしまおうかな」


そうして俺は【剣術】、【格闘術】、【探知】をlv.5へ【隠密】をlv.3に上げた。そして俺の初魔法となる【初級土魔法】をlv.Maxにする。


ここで気づいたことだが、どうやら【剣術】と【格闘術】はlv.5が最大ではないようだ。しかし称号の方は手に入り、【剣の道を歩みし者】、【拳の道を歩みし者】、【斥候】、【土の道を歩みし者】の称号を手に入れることができた。


俺だけ称号が【転生者】のみだったのでこうして称号の欄が増えたのは何気に嬉しかった。


残ったSPは温存しまた欲しいスキルができたとき用に残しておくことにした。


こうして俺たちが新たに成長したステータスの確認などをしているとき、lv.Maxにした【探知】にこちらへと移動してくる複数の反応があった。


「灯、こっちに何かが近づいてくる。魔物だろうし準備して迎撃に行こう。」


「わ、わかりました!」


俺たちは反応のする方へと足を進める、どうやらそれほど速くこちらに向かってきてはいないようだが、6つの反応が俺たちの方へ直進しているようだ。


この湖に魔物が近づいてくることはなかったのだがやはり湖は安全地帯という訳ではなかったようだな。


そして、俺たちは6つの影が視認できる距離になり、どんな魔物なのか確認しようとしたが、あれは…


「もしかしてあれは亜人族の方たちですかね…?」


俺たちがこの世界で初めて見る人間に驚いていると、どうやらあちらの内、猫のような女性がこちらに気づいたみたいだ。





読んでいただきありがとうございました。


誤字・脱字指摘していただけるとありがたいです。


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