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第二十二話~起床と整備~

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「あれ?どうして私こんな格好で…?」


「しかもお兄さんも服着てないし…え?それにこの状態でお兄さんに抱きしめられているしえぇぇ!?」


胸の中から声が聞こえ、目を開けるとそこには目を開けてあたふたした灯が居た。


「あぁ、灯も起きたか。ならさっさと着替えよう。今日は昨日のこともあったし探索はやめて拠点でのんびり過ごそう。」


「昨日のことって!?昨日の記憶も曖昧だし何があったんですか!?」


「ん?昨日はゴブリン達との戦闘もあって疲れただろう?」


「え!?ああ…そうですよね!いやぁ~私も疲れちゃったので今日は家でのんびりしたいですね!」


「で、でも私ってどうしてこんな格好で寝ていたんですかね…?お兄さんもズボンしか穿いていないですし…」


そういえば灯は昨日お酒飲んで酔っ払っていたんだっけか…どう説明しようかな…


「あ~、そのだな、灯って昨日の記憶ってどのくらいあるか?」


「え~っと拠点に戻ってきて、食事にしようってなって…あれ?うまく思い出せない…」


「そこまではあるか、食事の時にゴブリン・キングの部屋から手に入れた酒を飲んでたんだが、灯が興味を示したから試しに飲ませてみたんだけど酔っぱらっちゃってな…」


「酔っ払ってこんなことになるんですか…?」


「あ~いや、外見てもらった方が早いかもな…着替えて貰ってもいいだろうか?ついでに服とかも魔法で洗ってもらってもいいだろうか?」


昨日は灯が眠ってしまったから互いの服を洗えていなかったんだよな。この際俺も【家事魔法】取ってしまおうかな…色々と便利なんだよなぁ。


そうして俺たちは着替えを終わらせ、外に出て昨日、DPを贅沢に使い一新した風呂場を見せる。


「わぁ~、なんですかこれ!お兄さんが作ったんですか?」


「灯が昨日召喚したんだ。」


「え…?ちなみにどれくらいDPを消費したんですか…?」


そういえばどのくらい使用したのか俺も見てはいなかったな、そう思い一緒にダンジョンコアを調べに行くとそこには昨日、ゴブリン・キングを討伐したことで手に入れたDPが1桁にまで減っていた。


「おお、これはなかなか使ったなぁ…」


いきなりDPが増えたところで意外と使い道に迷っていた気もするし思い切って使えてよかったかもな。そんなくだらないことを考えていると声を震わせた灯が話始めた。


「す、すみません!こんなに無駄遣いしてしまって…」


申し訳なさそうに肩を縮めている灯に声を掛ける。


「そんなに落ち込むことないって、なんだかんだ広々とお風呂に入れて楽しかったしな。」


「でも…」


「まあまあ、灯もまた風呂に入ったらこれでよかったって思えるからさ。」


落ち込んでいる灯を宥めつつ、今日は何をしようかなと考える。上を見上げると太陽は真上にある。昨日は疲れもあったせいか昼頃まで寝ていたみたいだ。


ひとまずは風呂場を整えようかな、今は壁や着替え場などが整っていたいのでそれらの整備をしよう。

その他にはスキルの整理なんかもしておきたいな、レベルも上がりSPも大量入手ができたのでレベルを一気に上げてできれば魔法も取得しておきたい。


「俺は風呂場の整備をしようと思うんだけど灯はどうする?」


「私はお兄さんの作業を見ながら休んでいます…まだ昨日の酔いが抜け切れていないみたいなので…」


俺は灯に見られながら風呂場の整備に取り掛かる。小屋から着替え場に行けるようにし、そこから風呂場に行けるように扉や壁を設置していく、【道具作製】のおかげでこういったものも生成できるのは便利だ。壁なんかは木を板に変えることで作ることができるし、普通に作るとものすごい時間がかかるので、手間を省いてくれて有難い。


そうして作業を終えて灯の方を見ると灯の体に青色の鳥が留まっていた。


「あ!お疲れ様です。見てくださいよ!お兄さんが作業を始めてすぐ位に寄ってきたんですけど人懐っこいんですよ。」


青い鳥は灯の周りを飛び回ったり肩に乗ったりとかなり人懐っこいようだ。果物なんかを差し出せば美味しそうに頬張っている。


「いい子ですね~」


「灯はペットとか飼っていたのか?」


「昔は犬を飼ってたんですよ、人懐っこくて可愛かったなぁ…」


「ここでも何か動物が居たら飼ってみたいな」


「そうですね~、猫とかもいいですけど、やっぱり犬が一番ですかね」


そんな風にしばらくはペット雑談をした後、レベルアップしたステータスの確認をすることにした。


「レベルもかなり上がりましたし、SPもたくさん手に入りましたもんね~」


灯はそういうとステータスを見て、あれ?と言い首を傾げた。


そいうえば灯がSPを使って魔法のレベルを上げていたことを伝え忘れていたな。


俺は灯のステータスを見るべく灯に近づいた。





読んでいただきありがとうございました。


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