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異世界管理者~世界の管理って神様じゃないんですが?~  作者: 虚繰忌廻
1章 神様誕生?!
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06 管理者特典


ステータスには名前や職業のほかに、能力値と技能(スキル)、称号が表示される。基本的にステータスは自分で見ることができず、ギルドカードや真価の玉といった魔道具で確認できる。稀に物質、物体の情報やステータスを見れる【技能:鑑定(かんてい)】のスキルを持つモノが現れることもある。


しかしスキルには「熟練度」が存在するため、全てを完全に理解できていない。スキルの熟練度を上げる方法として予想されているのは「使用回数」と考えられている。ステータスのレベルは「経験値」と呼ばれるものを得ることで上昇する。これは魔物を倒した際に魔力の残滓が残りそれを吸収していると考えられている。その他にも鍛冶師は鍛冶仕事をしているだけで、暗殺者は人や魔族を殺しているだけで経験値が手に入ったという話があった。

これと同様にスキルにも経験値が存在していると考えられていて、そのカギが使用回数であると推測されているのだそう。


スキルは通常に会得できる「技能」、特殊な条件下で会得できる「追加技能(エクストラスキル)」がある。そしてこのスキルから戦闘系(アクティブ)創造系(クリエイティブ)、戦闘系、魔法系など人により様々な分け方をされる。

また自分の職業によって取得可能スキルに差がでるなどはないが、難易度に差が出てしまう。


「一応基礎的なことは調べ終わったかな」


本を閉じて伸びを一つ。

外を見ると大分日が傾いていた。今日は少し調べ物をしてから街の様子を見て回ろうと思っていたが出来なそうだな。


歴史書や冒険者の心得など数冊の本を棚に戻し俺は新たに一冊の本、否魔導書を手に取る。

《魔導大辞典》と表紙に書かれている。

有用珍妙種類を問わず様々な魔法について書かれており、取得方法がわかっているものは明記され、魔法の詳細が載っているため取っ掛かりには丁度良い。



────そう、非常に()()()()()である。



ここで「称号」について話そう。

称号は特定の条件を達成すると与えられるものであり、その称号を関するに相応しい恩恵を受ける。ステータス上昇や追加技能などが効果として知られている。中には、世界の中で取得できる数が決まっているものもあるとか。


そして俺の称号の一つである《究明者(リサーチャー)》は効果として【追加技能:解明(アナライズ)】が付与される。これは【技能:鑑定】の上位互換にあり、鑑定系のスキルでは最上位の性能である。


能力は鑑定の強化版の「ステータス鑑定+」と「原理解明」の二つ。

前者は秘匿されたステータスまで見ることが可能であり、後者は物質、またはスキルの解析を行える。ただしそれらを詳細に知っておく必要がある。

そう、つまり───────


「この魔導書を読むだけで大抵の魔法技能を取得できるってことだ」


まさにチート。

ステータス見たときは本当ビックリした。能力値の高さも驚いたけどこのスキルはやばい。ギルドの人たちが気づいてなかったってことはやはり鑑定や真価の玉といったものでは称号の詳細は見れないってことか。


因みにエクストラスキルが表示されなかったのには理由がある。

もう一つ称号である《世界の管理者》の効果は「世界創生ワールドクリエイション」といい、世界のシステムをいじるのに使う。これを応用してステータス隠蔽を行えるというわけだ。

またこの《世界の管理者》に関しては通常のスキルや魔道具で見ることはできない仕様になっているんだとか。なので隠蔽の必要がない。


「さて、日が沈んだしそろそろ帰りますか。魔法も使えそうなもの手に入れられたしな」


俺は教会大図書館をあとにして宿へと向かった。

明日はギルドで依頼を受けるつもりだ。

・称号《究明者》

一般には魔法士などが魔法系技能のレベルと能力値MPまたはINTを一定値まで上げると「称号《探究者》」を手に入れ、さらにスキルレベルを最大かつ能力値を一定値まで上げると「称号《極めし者》」となる。

しかし《究明者》は星橋衡が研究職であったことに加え世界の規則に抵触、つまり真理に触れたことが取得の条件であると考えられる。詳細は不明。

称号の効果は【追加技能:解明】を得ること。

詳細は以下の通り。


➀「ステータス鑑定+」

鑑定系技能の最上級にあたる技能。

万物のステータスを見ることができる。

秘匿された情報を看破することはできる。しかし称号や技能の内容は確認できない。


②「原理解明」

対象の詳細を知る、もしくは体験することによりそれを取得することができる。

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