TS:6 悪夢の始まり(後編)
優理だ、鮫島の野郎もしつこいなマジで…それはそうと最近正の様子がおかしいんだよな…何か嫌な予感がすんぜ
まぁとりあえず本編スタートだ
それは突然のことだった
マフラーから吐き出される排気ガスと同時に爆音が辺りに響き渡りライダースーツの男がいきなり鮫島にバイクに乗りながらラリアットをかました
「ぐあっ!?」
文字通り首を刈る勢いで振るわれたラリアットは鮫島を2〜3メートル吹き飛ばした
「「なっ…」」
突然現れた謎のライダーは次の瞬間腰の後ろから特殊警棒を取りだしアクセル全快で優理と棗に向かって突進する。
「優理!」
‐ドン
「…っ!…な、棗!?」
優理は棗に突き飛ばされライダーの攻撃範囲から一時的に逃れることが出来た、だが優理を庇った棗にライダーの警棒が容赦なく振るわれる
‐ビュンッ!
‐バキッ…!
「グァ…!?」
ライダーの警棒はバイクの速度と警棒の固さも相まって一撃でガードした棗の右腕の骨を折った
「て、てめぇ!?」
完全に頭に血が登った優理はライダーに向かって駆け出した
華麗にUターンを決めたライダーは丁度もう一度棗に狙いを定めた所だった
「……」
‐ブオンッ!
無言でアクセルを吹かし再び棗に向かいその凶器を向けるライダーに優理は
「りゃあ!」
道路の壁に向かって跳躍しその壁を蹴り更に高くライダーに向かって跳躍する
「…!?」
自分より遥かに高い所から襲いかかる優理をライダーは避けようとしたがそれはかなわなかった
「せいっ!」
優理は跳躍の勢いと自分の全体重
そしてつきだした足の勢いのその全てをライダーのヘルメット向けて蹴り込んだ
「……っ!」
走行中に大きくバランスを崩されたライダーは派手に横転しそのまま気絶した。
「棗っ!」
優理はライダーを倒すやいなや腕を押さえて踞っている棗に駆け寄る
「だ、大丈ぶ…
「大丈夫な訳ないだろうが!」…っ」
棗の右腕は見事な程に明後日の方を向いているのだ。罅が入ったとかそういうレベルではない、完全に折れている
「早く病院に…」
‐ドウンドウン!
「…な!?」
再びバイクのエンジン音がしたかと思うといつの間にか五台ものバイクに取り囲まれていた
全員先のライダーと同じ格好をしておりバイクまでも同じ型だ
「なんだよ…」
そして先のライダーと同じ様にまた腰から特殊警棒を取りだすライダー達
「何なんだよお前達は!?」
彼等の悪夢はまだ始まったばかりと同じ格好の男が六人
作者「課題が終わらない〜♪単位が上がらない〜♪」
優理「即興だとしても音痴すぎるぞお前」
棗「あり得ないな」
小次郎「バウ(近所でも音痴な事で有名な奴だからな)」
作者「皆揃って俺のこと虐めやがって…いいだろう…なら次は軽くR指定の内容…な、何をする放せ…アーッ!?」
しばらくお待ち下さい
優理「見苦しい所を見せて申し訳ない読者の皆」
棗「まぁこの作者真正の“ヴァカ”だから許しあげてね」
小次郎「バウ!(それではまた次回)」