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与太話1
「チャキちゃんの格好じゃない本当の姿はどんな風なの?」
「私は宇宙中を飛び回る電気の様な存在です。本当の姿というものはありません。この姿も、私が造り出しているものではなくつねともさんご自身が無意識に造り出している姿です。純然たる存在になられた方は 、無意識でいるとみ見たいものしか見えないようになってしまいます。その客観的なお姿も、無意識に引っ張られて生前の最後のお姿とは違う姿になります。ほら、ご覧下さい。」
チャキちゃんは眉間からビームを出し、空中に姿見を出現させた。
「ヤァ!若返ってる!アハ!嬉しい!」
「ご決断の特典と言いますか、副産物と言いますか。とにかく後悔は無いようで良かったです。」