4話:日向薬師でお宝発見2
そこで、金と円のチャート表を見せて下さいと言うと、見せてくれ、今年・
1980年1月の6495円が最高値で、まだ6000円台だから、売っても
良いかも知れませんというと、では、売って下さいと言った。すると了解しました
と言い、3060円で買い取りますと言い、総額3060万円ですと答えた。
支払いは、あなた様1人ですか、それとも、親族様と分散させますかと聞かれ、
税務対策として、富裕層では、1人年間100万円までは、問題ないと考えて、
年間100万円ずつ支払う場合があると教えてくれた、そこで、支払いの件は、
近々に相談して来ますと答えた。
そして、今日、昼休みの時間に会社を抜けて来たので、時間がないのでと言うと
、書類を渡してくれ、とりあえず、この書類を書いて、速達で送って下されば、
あなたの名前で、当店に口座が開けますので、その後、どうにでもなりますと
言った。その書類をもらって、店をでた。
帰る途中、虎吉は、内心、天にも昇る気持ちで、書店に帰ってきた。その話を母
の田端逸美と、奥さんに田端佳子すると、年間100万円ずつの方式が良いと
言われた。息子の正一には、内緒で彼の口座にも入れると、4つの口座で、
年間400万円ずつ、入金されることになると、奥さんにいうと、あなたの年収
よりも多いと笑われた。
その後、3060万円を田端虎吉の口座に6月8日、母の田端逸美の口座に
7月9日、奥さんの田端淑子の口座に8月10日、息子の正一の口座に9月11日
に振り込んでくれるように依頼し、了解してもらった。その後、税金の事が気に
なって、虎吉の勤める神田の書店の従業員に仲の良い飲み友達に明治大学法学部
を出た池田民雄がいたのを思い出した。
そして今日、昼飯、ご馳走するから税金の事で相談にのってくれるかと聞くと
、わかることなら良いよと言ってくれ、昼、11時20分に書店の前で待ち、
まだ、すいているレストランの奥の席には入り、実は訳が合ってちょっと多額の
一時金が入るのだけれど、どんな感じに受け取ったら良いか教えて欲しいと聞く
とわかったと言った。
ところで池田君が一時金はいくらと聞かれ3千万円と答え分配予定してる
人数はと聞かれ4人と言い1人750万円かと言い、現在300万円超の税金は
21%、つまり300万円以上なら税率が21%取られると言い、現在、金利が
高いから300万円ずつ受け取りワリコーなら8%の金利だし3年で24%
だから300万円ずつ分配で良いと思うと教えてくれた。
そして池田が100万円以下の方が有利だと聞いたと話すと、それは素人の
浅智惠で賢くないときっぱり言った。ありがとう300万円をもらいワリコー、
郵貯など高金利預金にすれば良いといわけですねと確認すると、そう思うよと
言った。早速、東京の有名宝飾店に1回300万円ずつにして欲しいと電話を
入れた。