18話:バブル崩壊と北海道旅行
2001年になり、それまで、爆上げ日本のインターネット時代の幕開け、
もてはやされて、急上昇した、光通信、ソフトバンク、ヤフーが急降下して
、証券会社の攻勢で欲深い田舎の土地持ちや富裕層が、信用取引で多額の
光通信、ソフトバンク、ヤフー株の損失を抱えてた。そのため、証券会社に
借りた金を半年後に、返却するという契約で、田畑、土地、豪邸、高級外車
を差し押さえれたり、ひどい場合は、消費者金融に借金を振り替えさせたり
と言う事件が実は頻発した。
田端正一が、こういう時は、儲けた金で旅行に行ったり、高金利通貨、信用
おける会社の社債で、安定運用に切り替えるのが理想的だと言った。
しかし、ソニー株の下げ止まりは、買った方が良いと考えて、ソニーの株価
の動向を注視し続けた。
2001年の夏休み、8月17日から田端夫妻は、北海道旅行に出かけた。
8月17日、朝6時に家を出て、羽田から旭川空港へ飛び、旭川に10時
過ぎに到着して、レンタカーを借りて、美瑛の美しい丘をめぐり、多く
の写真を撮り、木陰で涼んた。その後、富良野のラベンダー畑を見物して
、東京では決して見ることのできない広大で、きれいなラベンダー畑を
散策し、昼食をとった。
その後、車を走らせて帯広に入り、予約していた十勝川温泉のホテルに
チェックインした。一休みして、温泉にゆっくり入り、夕食には、名物
の十勝・豚丼を堪能した。甘辛いたれが、柔らかい豚肉に、良くしみこみ
、実に美味しかった。翌日、8月18日は、朝7時にホテルを出発し、
釧路をめざした。途中、ワインで有名な池田で池田ワインを買い、その後
、車を飛ばして、途中のレストランで昼食をとり、午後4時に、釧路の
予約していたホテルにチェックインした。
その日は、長距離の運転で疲れたので、釧路市内の天然温泉に来るまで
行き、ゆっくりと温泉につかり、早めに夕食をとり、床についた。翌、
8月19日は、ホテルのフロントで聞いた、摩周湖と阿寒湖に向かった。
最初に摩周湖に着いて、摩周第一展望台からの湖と対岸の山々の景色と
多くの写真を撮った。続いて、もっと先にある、摩周第三展望台の高台
から景色も素晴らしく、歌に歌われた霧の摩周湖の通り、霧が出て来て
、神秘的な湖だった。
更に、ホテルのフロントで言われた、裏摩周展望台へ向かい、景色を
見ると、今迄の展望台とは違い、展望台から、湖に浮かぶ小島が間近に
見えて、更に、神秘的な印象を受けた。そこで、昼になったので、買って
きたお弁当とお茶で昼食をとった。その後、川湯温泉を越えて、屈斜路湖
の砂湯という場所にたどり着いた。
ホテルのフロントで、もし、屈斜路湖を見るなら、砂湯が良いと言われた
のでやってきたが、屈斜路湖の全景が見えて、遠くの対岸の山々が見えたが
、摩周湖より、数倍大きく、雄大な湖だった。ホテルのフロントで、阿寒湖
はと聞くと、遊覧船は出ているが、湖の周りには、ホテルが多く、それ程
良い場所がない、どうしてもと言うなら、遊覧船の出るところに行くと
良いと言われたとおり遊覧船乗り場へ行った。すると言ったとおり、
湖が見えるだけで、直ぐに、車に乗って、帰りを急いだ。