小説家になろうでランキング入りしたので上から目線でコメディの書き方を教えてやろう。
どうも、面白い話が書きたいけど全くかけないと言う皆様。
本日はコメディで二作品、ランキング入りした僕が上から目線でコメディの書き方を教えます。
え? 敬語の時点で上から目線じゃない?
そこは触れないように。
ゴホン!
早速本題に入ろう。
コメディにはいろいろな種類があると思うが僕は基本的に日常的なものが得意だ。(自称)
だから今回は日常系の笑いの作り方を中心に教える。
とりあえずしたの項目を見て欲しい。一つ一つ解説しよう。
①お約束を作る。
②テンポに気をつける。
③お約束を守らない。
④ギャップ、予想外。
⑤ふざけない。
ではまず①のお約束を作るから説明しよう。
そもそも、お約束、の意味がわからない人はダチョウ倶楽部や志村けんを見て欲しい。
お約束とは言うなればあなたの話全体でまんべんなく使えるチートツールだ。
ギャグ漫画などを見ても必ずと言っていいほどお約束の展開はある。
絶対に作っておいた方がいい。
え? 作れるならこんなエッセイ読んでないって?
まあまあ、あわてなさんな。今から教えますから。
まずお約束を作るなら、キャラから作れ!
どういうことか、解説しよう。
一口にお約束の展開と言っても難しい。でもキャラなら簡単に作れる。
例えば、SかMか、それだけをキャラに設定するだけでもお約束は作れる。
ここにMの女の子がいたとしよう。仮にA子とする。
A子は主人公が大好きでいつも猛アタックする。でも主人公はそれを無下に扱う。そしてさらに喜ぶ。
これだけで、すでにお約束として成り立っている。
とはいえこれだけ読んだ人は「クスリとも笑えねーよ!」と思うだろう。
当然だ、これはただの骨組みなのだから。
例えば、猛アタックするシーンだ。
A子がドブの中から告白してきたらどうだろう。
「なんでそんなとこに⁈」
そう言ったツッコミが作れる。
そしてこれは簡単にアレンジできる。
お約束の凄いところはリサイクルの簡単さなのだ。
シチュエーションや台詞を変えてやればなんどでも使える。
まさに話全体で使えるチートツールだ。
一つ、お約束を使う際に注意点があるとすれば使い過ぎだ。
飽きられてしまったら元も子もない。
とりあえず、お約束を作るならキャラからだ。
間違っても既存のキャラに無理矢理お約束を使うのはオススメしない。
それで上手くいく人はこのエッセイを読まなくてもいい。
次にいこう。
②テンポに気をつける。
これは絶対に気をつけて欲しい。
基本的に笑いは二種類、ボケとツッコミで成立するもの、シュールネタに分かれる。
そしてそのどちらもテンポが命だ。
どれだけ面白いシーンでもぎゅうぎゅう詰めに書かれているものは読んでいて疲れる。
要は読みやすさを重視しましょうってことだ。
そう言う意味では誤字脱字も無くなるようにしよう。
とにかく読んでいる人に、面白い以外の、読みにくいって雑念を抱かせないようにしようねってこと。
次いこう。
③お約束を守らない。
「いや、お前さっきお約束作れゆーたやん。」
言ったね……。
思いっきり矛盾してるようだけどこれも大事な事だ。
ダチョウ倶楽部を例にだそう。
「お前! 絶対におすなよ!」
「わかってるよ。」
「絶対だからな⁈」
「わかってる、わかってる。」
「絶対に……!」
ドボン
はい、通常はここで落ちますね。
でも、3回目でも誰も押さなかった場合
「押せよ!」
ってなりますね? これが「お約束を守らない」です。
先程、お約束はリサイクルが簡単と言いましたがもう一つ。
改造も簡単なのです。
改造? それって既にある別作品のお約束を改造すれば自分ものにできるんじゃ……!
はい、そう思ったあなた、天才です。
嘘です。馬鹿です。
このお約束の改造とはあくまで、みんながお約束を知っている前提なので笑いが取れるのです。みんなが知っているから
「いつものパターンじゃないんかーい!」
となるんです。
お約束が読者に根付いた頃、やってみてください。きっと笑ってもらえるはずですから。
④ギャップ、予想外。
これはもう、笑いの鉄板ですね。
まずはギャップから説明しましょう。
これは基本的にキャラに備付けるものです。
マフィアのボスなのに少女漫画が大好き。
イケメンなのに馬鹿。
可愛いのに毒舌。
全てのキャラ設定に「なのに」がついているのわかりますね?
これです、これなんですよ。
読者が読んで
「ふーん、やっぱそんなキャラかー。」
ってなるんじゃなく、
「お前、そんなキャラだったんかーい⁈」
ってなるような感じです。
出オチだろって? そうです出オチです。
でもこういったキャラは存在そのものがギャグキャラとみなされるので扱いやすいんです。
それに、こういったキャラはお約束も作りやすい。
圧倒的に便利なんです。
もう一つ、予想外について。
これはキャラではなくシーン、行動に備えつけるものです。
詳しく説明しましょう。
予想外の展開をつくるときの注意点は「あえて先のよめる展開をつくり、それを裏切る」です。
ここは特にこれ以上言う事ないですね、次いきます。
って、いや待てや!
説明するんとちゃうんかい!
はい、これです。
読者に先の展開を読ませる、それはあくまで次のシーンを予想させるのではなく、当たり前のように感じさせるのです。
今、大半の方は説明が長い説明が続くと、特に意識もせずに思っていたと思います。
なのに、突然次の話題にいく。
これが予想外の一例です。
恋人との感動の再会、と思ったら恋人が自分のことを忘れていた。
とか、
コンビニにお客様が訪れた。……魔王なんですけど⁉︎
とか、
あたり前のことに気づいてそれをぶっ壊して下さい。
それが予想外の展開です。
さて、次で最後です。
⑤ふざけない
はい、最後に伝えたいことがこれです。
笑って欲しいならふざけちゃダメです。
テレビやアニメなど、視覚的に訴えるコンテンツならふざけるのもありです。
でも小説はダメです。
なぜか?
それは冷めるからです。
例えばあなたがアニメを見ています。
そして途中で
「あっ、このアニメ泣かせにきてるな。」
って気づいたら、若干冷静になりませんか?
それと同じです。
どれだけ面白い展開でも、小説である以上、文字の羅列でしかないのです。
一歩引かれてしまったら終わりです。
一歩引かれてしまったら、予想外の展開を作っても
「ああ、これで笑いを取りに来てるのね。」
って思われてしまいます。
だから、ふざけてる素振りは微塵も見せない。
これは鉄則です。
以上、ランキング入りしたので上から目線でコメディを語りました。
なんだかんだいっても一番いいのはギャグ漫画とかを読みまくって、
「ここのツッコミ俺ならこうするな。」
とか、
「このシーン、少しギャグがくどいな。」
とか、
考えることです。
そのうち、滅茶苦茶ツボにハマるシーンと巡り会えるはずです。
そんな時はパクって下さい。
あっ、もちろん丸パクリはダメですよ。
自分のキャラでこの笑いを再現するにはどうすればいいか、それを考えるのです。
コメディは奥が深い、なんて思わせない、脳みそがからになるくらい面白い、それが一番笑えると思います。
最後に……
以上です。
嘘です。
ここまで読んで下さった方々、ありがとうございました。
これが誰か、一人でも役に立ってくれれば嬉しいです。
「こんだけ偉そうに語ったお前の作品は面白いんだろうな、あん?」
って思った方、ぜひマイページから僕の作品を読んで下さい。
そしてブクマと評価付きで「感動しました! 一生読み続けます!」って感想送って下さい。
滅茶苦茶僕は喜びます。
間違っても叩かないように、叩かれて伸びるのは鉄だけです。
冗談です。
どんなコメントでもいいので感想くれたら嬉しいです。
最後に、ここまでお付き合い下さりありがとうございます!