今更ながら言わせていただきます
処女作です
そして作者は、豆腐メンタルなので
ご指摘などはお手柔らかにお願いします
「ちょっと、邪魔しないでよっ」
「何言ってるんですか!最初に話してたのは私ですよ」
うるさい
「ねぇ、この子たちなんてほっといて
わたくしとランチしません?」
うるさい
「ちょ、お前ら喧嘩すんなって~」
黙れこのハーレム野郎…
だんだん日差しがきつくなってきたなーと思うこの頃…
そろそろ、隣の小鳥さん達にも慣れたい所だが…うん
こんなの慣れるわけ無いだろww
あ、
いきなりすみません
私、佐藤 早苗と申します
最近私には悩みがありまして…
聞いてくれますか?
聞いてくれますよね…
実はですね
4月からずーっとこの席なのですが
運が悪かったらしく、
隣がハーレム野郎なんです…
あ、皆さん「なんだ、それだけかよww」
って思ってません?
いや、これが意外ときつくて…
例えばハーレム要員Aに
「貴女なんか相手にされないわ」
とか言われつつ睨まれたり
「あなたみたいな人にも優しくしてるなんて
やっぱり彼はいい人ですね」
って笑われたりするんです
意味わかんないww
やっぱ、頭がおかしい人とは話せないわww
…ごほん
このように大変、迷惑なのです
睨まれて、バカにされて
私が何をしたと言うのですか!!
精神に対するダメージが…半端ないです
「…ぁ、なぁって!」
「え、私ですか」
おっと
回想をしていて話掛けられいることに
気付きませんでした
いや、決して私に喋りかけるな
とか思ってませんからww
思ってませんからね
「そうだよ、
いつもあいつらがごめんな」
…は?ww
今頃なにをいい始めたww
ってか
お前いつも私が絡まれると
楽しそうにこっち見て
わ ら っ て た だ ろ
いや、初めて絡まれた時
ハーレム野郎に目線で助けを求めた←今思えば
アホなことをしたと思っている…
だが、こいつはあろうことか
ハーレム要員を見てニヤニヤしてた
その時私は「あ、こいつもダメだ」と
悟った
悟ってしまった…
やはりハーレム男子は、性格がよくないと
ただのうざいやつになるのだということにも
気付いた
な の に
ふざけるなww
あーもうイライラする
ぜってーごめんとか思ってねーよな
バカにしてるんだろww
よし、ここは一言ガツンといってやろう
うーん…平和的に
「席替えしましょう」
でいいな
早速ハーレム野郎に言おう
ふー
深呼吸して
「喋んな、笑うな、こっち向くな」
「…え…」
や、やっちまったーーー
口から出す言葉間違えたっ
つい、ポロっと言ってしまったww
ほら、ほらっ
ハーレム野郎固まってるじゃん
「せ、席替えしましょう?」
慌てて取り繕ったものの
言ってしまったものは仕方ないww
無理やり笑顔を作った
ものすごい顔なのは自覚している
…自覚しているから、
そんなに怯えないで…
結局、あれから私達を見た
先生が
「見てるこっちがかわいそうになるから」
と席替えしてくれたのでした
これによって私に迷惑はかからなくなった
目があう度に「ひぃっ」
…と言われるが
なんとか平穏を取り戻したぜ
めでたしめでたし
「なんだあの笑顔…思い出すだけで寒気が…
女って怖い」
性格が良くてやっと立派なハーレムさ