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勇者に巻き込まれた少年  作者: 神嵜 煉
プロローグ
3/3

壮絶な戦いと新たなる2本の刀

あれから晃はドワーフのいる大陸に向かった。行くのに1ヶ月掛かった。その間にも魔物を次々と狩っていった。その時点でレベルは40となっていた。ドワーフ大陸一の鍛冶師がいるのは山の麓にある戸建の家らしいのだが、山を登るのにあたって、魔窟と呼ばれる大量の魔物がいる洞窟がある。そこはそこは上に行けば行くほど、魔物の強さも上がる。洞窟の入り口すぐはゴブリンを中心とした集団。そこには3種類のゴブリンが集団となっている。下級ゴブリン、上級ゴブリン、キングゴブリンなど。合計100体ぐらいの数がいた。2層目はウルフを中心とした集団。3種類のウルフが集団となっている。下級ウルフ、上級ハイウルフ、キングウルフなど。これも合計100体ぐらいの数がいた。3層目はスライムを中心とした集団。様々な種類のスライムが無造作に存在する。グリーンスライム、レッドスライム、ブルースライム、ライトスライム、アイアンスライム等々の聞いたこともないスライムも沢山いた。4層目はゴーレムを中心とした集団。四種類以上のゴーレムがいた。ゴーレム、ナイトゴーレム、クイーンゴーレム、キングゴーレムなど。最終層は古代龍を殺すこと。魔物で最強の龍と呼ばれる種族。その中でも古代龍は何千年と君臨してきたため、龍の中でも最強だ。因みに2番目は竜だ。読みは同じだが感じが違うだけで強さは歴然とする。晃はこれを5日掛けてこなした。最後の古代龍との戦いは死にかけるところまで行った。結果なんとか倒せたがレベルは異常なことになっていた。


伊沢晃 14 男

レベル325

筋力:7200(+10000=17200

体力:7200(+10000=17200

耐性:7200(+10000=17200

敏捷:7150(+10000=17150

魔力:7400(+10000=17400

魔耐:7250(+10000=17250

《魔法属性》無

《魔法》言語魔法(一語解放・空中語解放・多重語解放・二語解放・複数発動解放・発動操作解放・三語解放・遠隔操作解放・範囲指定解放・自動操作解放・四語解放、龍語解放、龍語一語解放、〃二語解放、〃三語解放、〃四語解放)

《スキル》神眼、剣術(一刀流、二刀流)、速攻、感知、急速回復、一掃、殲滅、殺戮、隠蔽、透明、アンチマジックシールド、急成長、古代の叡智

《称号》巻き込まれた者、異世界人、言語使い、二刀流使い、平凡を愛する少年、読書家、龍殺し、古代龍殺し、スライム殺し、ウルフ殺し、ゴーレム殺し、魔物の天敵、覚醒者、極めた者、超越者、超人、放浪者、人斬り、剣術の達人、



ついに、ドワーフ大陸一の鍛冶師の家まで、後少しの所まで来た。目の前に巨大な鍛冶工場と家が建っている。晃は玄関を開ける。


「すいません、ここが大陸一の鍛冶師の家ですか?」


目の前にドワーフが立っている。ドワーフはどの種族よりも身長が低いのだ。だがら、声を掛けて貰わないと気付かないということは良くある。


「ああ。どうした?小僧。」


「俺と対等に渡り合える2本の刀が欲しいんです。作ってくれませんか?」


「材料はどうするんだ?何も持ってないように見えるが。」


「この2本の刀とここにある大量の龍の鱗を使って作ってください。」


ドワーフの名はアホ。アホは驚いた。まさか、魔窟を突破し、龍を殺す者が現れたことについて。アホは洞窟とは違う道を通り、此処に戻ってくるので、あの洞窟を越えられてのは凄い。歴史的に見ても、あの洞窟が攻略された例はない。更にアホが驚いたのは龍の鱗の品質。素材の最高級を軽く凌駕する素材としてこれ以上の物はない。


「それで、要望は?」


「2本を黒に染めて、前の武器の性能をそのままに遠隔攻撃と主の所に強制送還と自由自在に長さを調節できるようにしてください。龍の鱗なら出来ますよね。」


「ああ。それは簡単だと思うが。お前、なんて物を作らせるんだ。腕がなるじゃないか。待ってろ。半日でやってやるから。」


アホは工房に向かって歩いていく。中では剣を打つ音が此方の家まで聞こえてくる。半日が経った。晃はその間読書に勤しんでいた。すると、アホのでかすぎる声が聞こえてくる。これは成功したのだろうと、晃は確信する。その確信は的中していた。アホは荷台に2本の刀を乗せて此方に持ってくる。


「完成はしたが、すごく重いぞ。お前で持てるのか?」


晃は軽々しく刀を持ち上げる。ずっしりとした重味に切り裂くような鋭さ、破壊されることは考えられないほどの強度。これが龍の全ての鱗を使った刀なのかと晃は実感する。


「凄いな、お前。レベルどれぐらいだよ?俺は272だぞ。」


「俺は325。」


「その歳でか!?お前、天武の才でもあるんじゃないか?」


「それはないと思うが。とりあえず、あんたのお陰で出来んだから感謝します。」


「良いって。これが仕事だから。じゃあな。」


「また、頼みに来ると思うので。」


「その2本の刀 黒鍵と黒雪と言う名だからな。」


「了解です」


晃はアホの家から出た。2本の漆黒に染まった刀を背に担ぎながら。

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