表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者に巻き込まれた少年  作者: 神嵜 煉
プロローグ
2/3

冒険者ギルド、初討伐、そして図書館

冒険者ギルドというのは一般的にライトノベルなどを読んでいる者たちが持っている知識で足りると思う。冒険者ギルドとは冒険者を職業とする者たちの集まる場所。依頼などは全て此処で受けられる。冒険者になるにも此処で受付をしなければならない。


晃は冒険者ギルドに向かって歩いている。王の話に寄ればでかい建物ですぐ分かるそうだ。建物に大きく冒険者ギルドと書かれているらしい。その時、それらしきものを見つける。かなりでかい。城を出た時もでかすぎだろと思ったが、このギルドも城よりは小さいがそれでも他の建物を凌駕している。中に入ると男ばっかだった。取り合えず、受付に並ぶ。


「此処には冒険者登録で宜しいでしょうか?」


「はい。」


受付は女性だった。かなり、このギルドでは人気そうなのは眼に見れば分かる。晃は特に受付の女性に興味を示すことなく話を進める。


「それではこの水晶に手を乗せてください。お客様の身分証の代わりとなるギルドカードを作りますので。ギルドカードの使用の説明は宜しいでしょうか?」


「お願いします。」


「ギルドカードとは冒険者ギルドや国との国境を越える時の身分証になります。ギルドランクや持ち主の武器の名の表示、持ち主の名前、年齢、お持ちするお金の金額、その土地その土地の依頼を集めた依頼表示などがされます。依頼は完遂されたり、依頼をこなしている人が入れば表示から消えます。このような感じですが、大丈夫ですか?」


「大丈夫です。良く分かりました。手を乗せれば良いんですね。」


《ギルドカード》

伊沢晃 14 男

ギルドランク:F

武器:氷菓(刀)、霧雪(刀)

所持金額:200万トロン(日本円2000万円)

その他:依頼情報


「これで完了です。依頼を受けるときはその表示されている依頼をクリックして、受けるを押すと依頼を受けられます。薬草などを採ってこいいう依頼の場合、薬草を採り終えた後、転送を押していただくと依頼した方に近いギルドに送られます。また、ランクは勝手に上がりますのでどんどんこなしていってください。以上です。」


「ありがとうございました。ふう、これで登録終了と。じゃあ、行きますか。」



晃は王都を出る。武器や装備品も全て貰った。後は今から魔物を倒すだけ。王都を出たら、前には森が広がっている。ここは強い魔物は存在しない。初心者でも倒せる魔物ばかりだ。晃は森の中を歩く。すると、見知った魔物が出てくる。それはスライム。ファンタジー世界ではお馴染みのモンスターだ。スライムの数は全部で10体。俺はあっちの世界で習った剣術を使う。スライムの弱点は核を破壊されることだ。俺は二刀流を駆使して次々と倒していく。あっという間にスライムを一掃した。すると、ピロリンと音がする。ステータスを確認するとレベルが上がっていた。


伊沢晃 14 男

レベル10

筋力:500

体力:500

耐性:500

敏捷:450

魔力:700

魔耐:550

以下省略

《スキル》仏眼、剣術(一刀流、二刀流)、速攻、


晃は絶句した。スライムを10体倒してレベル10。更にステータスは1つレベルが上がるごとに20上がることが分かった。早くないかと晃は戸惑う。RPGなら、最初はレベルが上がりやすいけど…ここまで行くか…取り合えず、進もう。晃は諦めて進み出す。


それから次の町である副都まではすぐに行けると言われたので森を抜けた。その間にスライム、ゴブリン、ウルフなどの魔物を二刀流を駆使して倒しに倒しまくった。結果はこんな風になった。


伊沢晃 14 男

レベル20

筋力:700

体力:700

耐性:700

敏捷:650

魔力:900

魔耐:750

以下省略

《スキル》仏眼、剣術(一刀流、二刀流)、速攻、感知、急速回復、一掃

《称号》巻き込まれた者、異世界人、言語使い、二刀流使い、平凡を愛する少年、殲滅者


今は副都の中だ。今日、此処に来たのは情報を仕入れるためだ。取り合えず、今日は休んで、明日にするか。晃は宿を探し始める。適当に酒場に入って、そこで休んだ。


次の日


「ふああ良く寝た。今日の予定は取り合えず、図書館だな。図書館は無料だった筈だし。着替えていくか。」


晃は図書館に向かって歩いている。副都は王都と同じで賑やかだった。王都は急いでいたのでほとんど何も見ていないが、副都は中々人がいる。人工は王都よりは少ないらしいが色んなことが盛んらしい。ドワーフの店も多い。全部、武器屋だったが。そんなことを考えていると面白い店に出会った。服が鎧の代わりになると書かれた広告が貼ってある。店に入ると普通の店と何ら変わらなかった。


「あのぉ~店員さんいますか?」


「おう。こっちこっち。で、少年どうした?」


「この店の服は全て鎧の代わりになるんですか?


「少年、俺たちは商人と客だ。敬語なんていらん。で、服なら全部そうだよ。」


「分かった。なら、ズボン、Tシャツ、パーカー、コート全て黒色でくれ。全て、気候に分けて服を二種類ずつ。全部で長袖Tシャツ2枚、Tシャツ2枚、ズボン2枚、夏冬のパーカー全部で4枚、コート1枚で頼む。」


「了解、5万トロンだ。」


「これで良いか?」


「毎度あり。」


店員がそう言うと晃に話し掛けてきた。何でも聞きたかったらしい。こっちとしては別に良いのだが。


「少年は此処は初めてか?」


「ああ。今から図書館だ。そのために此処に来たからな。」


「そうか。気を付けろよ。最近、此処を出た近くの村を溜まり場にしている冒険者がいるんだが、そいつらが村で好き勝手やってるらしい。そいつら、こっちにも来るから巻き込まれないようにな。」


「ああ。忠告悪いな。良い情報だった。」


晃は店を出ると図書館に向かって歩き出す。副都にある図書館はこの国最大の大きさを誇るらしい。それなら、ある程度この世界情報を仕入れることが出来るだろう。旅の行き先を決めるのにもちょうど良いしな。


図書館に着くと余りの広さに驚いた。圧巻だった。あっちの世界のデカイ本屋の倍の広さがあった。図書館に並ぶ大量の本。どれも興味が湧いてくる。更に凄く静かなのだ。これは集中して本を読める。


「すまない。この世界の歴史や魔物図鑑などはないか?」


「あります。しばらくお待ち下さい。お持ちしますので。」


「分かった。」


数分後、大量の本を持った係員が3人ほど来て先導して机まで運んでくれた。この図書館はそういうシステムなのか?と疑問を示したが分からなかったので晃は何も聞かなかった。


「どうぞ。」


「悪いな。」


「いえ、仕事なので。」


係員は去っていく。さあ~読むぞ。それから今日1日を費やし色々分かった。この世界はリゾンと呼ばれるらしい。種族は人間、獣人、魔族、ドワーフ、精霊が存在するらしい。大陸は4つに別れており、1つは人間やドワーフが中心に住む大陸。2つ目は獣人が中心に住む大陸。3つ目は魔族が中心に住む大陸。4つ目はドワーフが中心に住む大陸。人間、獣人、魔族は長年戦争を繰り返しているようだ。犬猿の仲らしい。その中でドワーフは中立を貫いている。国がないため、それぞれのドワーフが色々な種族につく。精霊は別の空間で生活をしているらしい。精霊は契約の出来る存在で今まで契約した者がたくさんいるそうだ。この世界の歴史を調べていると面白いことが分かった。勇者は何回も呼ばれていることだ。今回ので3回目らしい。昔の勇者は強かったようで英雄になっている。後はドワーフが中心に住む大陸に行けば、名刀を作ってくれるほどの鍛冶屋がたくさんいるらしい。最初の目的はドワーフが中心に住む大陸に決まった。後は魔物はどの大陸に行っても必ずいることだ。


晃は言語魔法を使い、これを全てを記憶させるために写という言葉を使って全て覚えた。


全てを読み終え、写し終えたのは夜だった。また、宿に戻った。戻って魔法を練習してから晃は寝た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ