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きっと僕の夢になる。  作者: イフジタダヒロ
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夢見る少年 PART4

 そんなユメの様子をみてソージはハルマを殴った。

ハルマは殴られた左頬を押さえながらソージの方に指をさし安堂に裏声で命令する。

「何をしている。ソージを取り押さえろ。」

ソージはウメを連れて逃げようとした。

しかし安堂に取り押さえられた。。

ハルマはソージを反省室送りにした。

 反省室は別館にあり薄暗い部屋である。

ユメもソージをたぶらかしてとして反省室の2号部屋へ入れられる。

ソージは自分が反省室に入れられるのは良かったが、自分のせいでユメが入れられるのは流石に忍びなかった。

「ごめんユメ俺のせいで。」

「いいの兄さん謝らないで。」

 ユメはむしろ都合が良かった。

なにせ、本館では男子部屋と女子部屋は離れているため夢の中への潜入が困難であった。

「ふん、ガキどもが色気付きやがって。きっちり反省しりよ。」

 それよりユメが気になったのはソージがなぜ自分を助けるなんていったのかだ。

ユメは脳裏に「夢耐性」という言葉がうかんだ。

夢耐性とは夢の能力者の能力を無効かさせれる事ができるスキルを持つものだ。

もし、そうだとしたらユメはソージを不幸にする事ができなくなる。

 十分は歩いただろうか。

離れに古い扉がありただならぬ雰囲気を漂わせる部屋が二つならんでいた。

「着いたぞ。」

安堂はソージを一号室に、ユメを二号室に押し込んだ。

「いいか、トイレは各自室内にあるからそこで用をたっするんだぞ。食事は持ってきてやるから安心しろ。」

そういうと安堂は扉に鍵を閉めいっていまった。

「何もする事ないな。」

すると二号室からユメの声がきこえた。

「兄さんあたし怖い。」

「大丈夫だ隣に俺がいるから。それに声は聞こえるし安心しなよ。」

そんな言葉とは裏腹にユメは今晩ソージにどんな夢を見せるか楽しみだった。

そして夕飯も終えてお風呂の時間、女性職員が離れの風呂を沸かしてユメから入らせる。

「ユメちゃんも大変ね。ソージ君についてるからよ。」

ユメは愛想笑いで言葉を返す。

「兄さんはあたしの恩人だから。」

心にない事を言うユメ。

「お似合いのカップルなのね。」

女性職員は笑いながら言葉を切り替えした。

ユメを脱衣所に入れると入浴室の入り口の前で監視する。

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