表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きっと僕の夢になる。  作者: イフジタダヒロ
43/47

夢から覚めて PART3

「お目覚めですか姫君。」

「お前は?」

「あなたを目覚めさせた王子です。名はタクです」

ユメを目覚めさせたのは、ユメに一目惚れした研究員の一人タクだった。

「ボーとする。」

「それは当たり前でしょう。三年間も眠りっぱなしだったんですから。」

「三年間?」

「はい、あの日討たれたのはただのビタミン剤。」

「あー、だんだんと思い出してきた。そうだソージを不幸にしなければ。」

ユメは眠っているソージの体を揺さぶり起こそうとする。

「姫君そんな男より僕を見て下さい。」

タクはユメを振り向かそうとした。

「ウルサい。どけ。」

「姫君?」

その目は決して見てはいけなかった。

ユメの見開いた目は決して…

「うあー。」


 ソージに続きユート、マイコも目覚める。

そしてユメを見たが時すでに遅し。

最初の犠牲者はタクだった。

「ユメ何をした?」

「強制永眠。こいつは永遠に起きれず恐怖の夢を見続ける。」

ユメが三年間眠り続けた事で身につけた新しい能力。

「強制永眠」ユメが大きく目を見開き相手に瞳を見せることにより強制的に仮死状態にし、恐怖の夢を見続けさせるのである。

「俺たちにもそれをするのか?」

「いいや、お前たちはもっと恐怖を与えて現実の世界で不幸に陥れ最後は殺害してやる。」

そういうとユメは研究室をゆっくりと出ていこうとした。


 管理室の監視カメラは一部始終をとらていた。

それに気づいたのはジロウ。

すぐさま麻酔銃を手に取り研究室にむかう。

「待て。もう一度眠ってもらう。」

ジロウとガードマンたちは一斉に銃をユメに向ける。

「無駄。」

「いけない目を見ちゃだめだ。」

ソージがユメの前に立ちふさがった。

「はっ。」

ソージはユメの目を見てしまった。

しかしソージにはなぜか効果がなかった。

「能力者同士だと効果はないようだな。」

「撃てー。」

ジロウの号令とともに麻酔銃は撃たれた。

しかしユメはソージを盾にして全弾かわす。

 唯一の希望は人類自ら失っていしまう形となった。

「この為にソージ君を生かしておいたのだが…ソージ君を処置室に連れていきすぐさま麻酔抜きの処置を行え。」

ぐったっりと倒れたソージに近寄るにはリスク高すぎた。

近くには悪魔がいる。

 誰一人として近寄ろうとはしなかった。

いや、動けなかった。

「なにしてんだよソージが死んじまう。」

ユートがとっさにソージをタンカーにのせる。

そのすきにユメは研究室を飛び出した。

麻酔銃の弾はもうない。

「じゃあな。」

再び人類の敵ユメは動き出す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ