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きっと僕の夢になる。  作者: イフジタダヒロ
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夢の戦闘 PART9

 尚も抵抗するユメに無理矢理睡眠薬を飲ませるソージ達。

「なんか、ユメをいじめているみたいでやだな。」

それに、対しユートはソージの肩をポンと叩く。

「世界を救うためだ。」

「そうよ、ユメの事もこれで救えるんだし。ウチも心を鬼にして頑張るよ。」

マイコも続けた。

ソージ達も睡眠薬を飲んで眠りに付く。

そして、まずソージの夢共有で、ユートとマイコを、ユメの夢の中へ誘い込む。


 これは夢の中であり現実ではない。

ユメの夢、そこはまるで地獄のような世界だった。

幼いユメが沢山いて、縛られたり、ムチで叩かれていたり、火炙りにされていたり。

なんとも言いようがない地獄絵図。

 ただ、一つ暗い闇に包まれた部分もあった。

「何だろう?」

ソージはその部分に行こうとしたとき、ユメの声が聞こえた。

「そこにはいかないで。」

暗闇の部分。

 そこにユメのルーツは存在する。

行かない訳にはいかない。

一歩一歩そこへと近づく三人に対しユメは操作をおこなった。

「行かないでっていってるでしょう。」

「うあ。」

落とし穴を作ったユメ。

 その落とし穴に落ちた瞬間に場面は切り替わる。

そこは、迷宮だった。

永遠に続く迷路。

ソージ達は行ってり来たり同じ所を何度も回されていた。

「ユート夢耐性だ。」

「おう。」

しかし、使おうとするが使えない。

「ウチ夢自由型で迷路を真っ直ぐな道へかえるね。」

しかし、それも無駄だった。

「なんでだ?」

ソージ達は困惑する。

 

 これは現実だ。

その頃事情を聞いたタケルはジュンコを怒鳴っていた。

「そんな危険な事を、どうしてあいつらだけで行かせた?」

「だって、手紙に書いて…。」

タケルは手紙の最後を語る。

「俺が死ぬときはユメに手を出すなと書いたはずだ。」

「え、書いてなかったわよ?」

「何、どういうことだ?」

ジュンコは手紙を取り出す。

その手紙にの最後に「PS、ユメより。」と書いてあった。

「やられた。」

タケルは記憶をたどる。

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