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きっと僕の夢になる。  作者: イフジタダヒロ
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夢の戦闘 PART8

 そのうちにユメは起きてしまった。

「ユメが。」

起きて立ち上がるユメまだ睡眠薬の効果でふらふらだ。

「なんか、あたしが寝てるうちに面白いことになってるじゃない。」

ユメはうる覚えで自分がスタンガンに撃たれたことを思い出した。

「よくも、ここまでやってくらたよ。兄さん見捨てたりはしないわよね?」

恐怖の言葉にまた怯えるソージ。

「うあー。」

ソージがまたパニックに陥り暴走する。

「誰が敵で、誰が兄さんの味方なのか知ってるでしょう?」

「敵は…。」

「うん。」

「……だ。」

ソージはボソと何かを呟く。

「聞こえない?」

「人類の敵はお前だ。」

ソージはユメを攻撃した。

「なぜ?」

ユメは理解していない。

いや、しようがない。

「一週間みっちり修行したおかげかな?」

ユートはニヤっと不適な笑みをうかべた。

そして、ソージもまた笑う。

「ありがとな、ユート夢耐性をかけてくれてて。」

「おう。」

ユートは親指を立てて、ソージにウィンクする。

「ウチたちの勝利だね。」

マイコもまた笑う。

「嘘だ、嘘だ、嘘だよ、こんなの嘘だ。」

今度はユメがパニックに陥る。

そして、壁に頭を打ちつけて目を覚まそうとする。

「ユメ、もう終わりにしよう。」

ソージがユメを優しく包みこむように抱きしめる。

「離せ、離せ、離せ。」

必死に抵抗するユメだが睡眠薬の効果で力が入らない。

ユメの、この状態は施設中の洗脳を説いてしまった。

次々と正気のに戻る職員と児童達、一連の記憶はなく何をしていたのかと戸惑う者もいた。

 当然タケルも間が覚める。

「うお、ジュンコなに抱きついてんだ?」

「戻ったのねタケル。」

ジュンコは嬉しさのあまりタケルの頬にキスをする。

「こほん、そう言うことはプライベートでしたまえ。」

所長も元に戻っていた。

 だが、ここからが本当の戦いだ。

「さあ、行こう夢の中へ。」

ソージ達はユメを連れてカウンセリング室へと入る。

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