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きっと僕の夢になる。  作者: イフジタダヒロ
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夢見る少年 PART22

 ジュンコは胸騒ぎを覚える。

「タケルが。」

その時ソージのケータイにメールが一通。

タイトルは無かったがユメからだった。


本文

「タケルは意識を無くし

 たわ。

 ジュンコによろ~。」


明らかにバカにした内容のメールにソージは怒りを通り越して涙を流し悲しむ。

「ユメ、君はどうしてしまったんだ?」

ソージの様子にジュンコは心配そうに聞く。

「ユメちゃんからのメール?」

「いいえ。」

ソージは嘘を付くもジュンコは心理カウンセラーであり、その様子からソージが嘘を付き何かを隠そうとしているのには気づいたがジュンコは聞こうとはしなかった。

いや、出来なかったと言うのが正しい。

恐怖心からである。

タケルの身に何かあったには違いないと分かっていたのもある。

「ソージ君辛いわね。私も辛いわ。ユメちゃんがあんな事になるなんてね。これからユメちゃんと戦うの。これ以上大切な人を失わないように。」

しかしソージは反論する。

「違う。戦うんじゃない。俺たちはユメを救ってやらないといけないんだ。ユメは暴走してしまっている。」

ソージはユメを戦って倒すのではなく、ユメを救う戦いを選ぶ。

「だから夢ハウスへ戻って下さい。」

「今はダメよ。」

そこへユートが口を挟む。

「ソージ、お前熱いやつだな。おれは今までガリ勉とだけしかお前の事見てなかったけど今は友情さえ感じるよ。でも、今戻ったて俺たちは何もできやぁしねぇ。ここは押さえてくれ。この通りだ。」

なんとユートがソージに頭を下げて頼み込むんだ。

ソージはそんなユートに理解を示す。

「ユートもういいよ頭を上げてくれ。ユメの事で熱くなりすぎて冷静さを失ってしまっていた。お前の言うとおり今戻ったて俺たちには勝ち目はないし、ユメを救ってやることなんてできはしない。」

ジュンコはその様子を見て言う。

「友情ってかけがいの無いものよ。壊さないでね。」

ジュンコの意味心な発言にソージ達はまた顔を見合わせる。

「ジュンコ先生は友達はいないんですか?」

「昔はいたわ。でも、私が裏切ったせいで破綻したの。ユメちゃんに味方したせいでね。」

それはジュンコの苦い思い出。

ジュンコもまたユメの被害者である。

「よかったら聞かせてもらえませんか?」

ソージは聞いてはいけないと分かっていてもユメ絡みの事だから知りたかったのだ。

「あれはねユメちゃんが夢ハウスに来た頃だった。あの時はユメちゃんが能力者なんておもってもみなかったわ。」

ジュンコの車はマイコの家にの前で急止まった。

「先生?」

ソージは息を飲む。

「ユメちゃんは悪魔よ。」

凄い形相でジュンコは後ろを振り向きソージに言った。

「ユメを救うですって、あんな悪魔を救うですって?」

「先生、どうしたんす?」

「私の友人の家の前よ。謝らなきゃ。」

ジュンコは車から降りその家のインターホンを鳴らしまくる。

「先生迷惑ですって。」

ソージとユートは止めようにもジュンコは凄い力で二人を振り払う。

そのうち二そこの住人がでてくる。

「なんだねこんな夜に。」

一家総出でで怒りながら出てくる。

「あ、ソージさん達じゃないですか?」

マイコはソージに気付く。

「あれ、マイコちゃんの家だったの?」

「うん、ウチに会いに来てくれたの?」

「それが…。」

いきさつをソージは説明する。

「そうだったんですか。」

ジュンコはマイコの母親に謝る。

「ごめんねトモコ。」

「良いのよ悪いのはあの子だし。」

「上がっていくかね?」

マイコの父親が家に上がらせてくれた。

話はここで付けることとなった。

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