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きっと僕の夢になる。  作者: イフジタダヒロ
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夢見る少年 PART17

 今日は土曜日なので学校は休み。

一日中反省室にいなければならないのかとソージ達はうんざり。

「ユメ、なんか面白い話ない?」

「ない。」

ユメはソージを冷たくあしらう。

「じゃあ、ユートは?」

「お前と話す事はない。」

当然の答えが返ってくる。

その時コンコンと一号室のドアがノックされた。

「はい。」

「タケルだ。ソージ出ろ。あと、ユメもユートもだ。」

なんと、二週間は見込んでいた反省室生活が三日で終わったのだ。

「いきなりどうしてですか?」

ソージはタケルに不思議に思い質問する。

「俺が所長に頭を下げたんだ。」

なんと、ハルマに頭を下げたとタケルは言う。

「なぜです?」

ユメは少し残念な気持ちだった。

何せソージに洗脳が出来にくくなるからだ。

「ここは危険すぎるんでな。」

タケルの言葉にユートは聞き返す。

「何が危険すぎるんだ?}

「いろいろとな。」

タケルはユメの方に目を向ける。

ユメは内心焦りを見せていた。

「やはり、こいつあの時のヤクザの一味か?」

ユメは目をそらす。

「ソージとユートは今から指導室にこ来い。」

「あたしは?」

ユメはタケルに聞く。

「お前は自室に行ってろ。」

そしてタケルはソージとユートを指導室に連れていく。

 そこで待っていたのは女性カウンセラーのジュンコだ。

ジュンコは夢ハウスの児童達を定期的にカウンセリングしている。

「ソージ君、そしてユート君あなた達にはこれからカウンセリングを受けてもらうわ。」

「どうして急に?」

ソージhあまたも疑問に思う。

「信じ難い話なんだがユメはふつうの人間じゃない。」

タケルは焦りから唐突過ぎる結論から言う。

「ユメは他人の夢の中潜入して、その人の夢を操り洗脳して不幸にする恐ろしいやつなんだ。」

ソージとユートは当然信じられない話であった。

「論より証拠よタケル先生。」

「そうだな。」

タケルとジュンコはソージとユートをカウンセリング室に連れていきベッドに寝かせる。

「いいか、これからある夢を見せる。それはどこまでも続く草原の夢だ。」

ソージとユートは不思議に思ったが、他人に自分の夢を見せれる事が出来るというタケルの嘘をあばこうと言われるがまま眠りにつく。


 これは夢である。

「ソージ。ユート。」

暗闇の中からタケルの声が聞こえた瞬間にそれは起こった。

二人は草原の中にいた。

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