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きっと僕の夢になる。  作者: イフジタダヒロ
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夢見る少年 PART10

 ソージとユメは途中で別れる。

ソージはバスに乗り高校へと向かう。

そして、ユメは中学校へ行く。

ソージの学校での顔は優等生であり、成績トップのパーフェクトボーイ。

そんなソージの学校の友人たちは全員ガリ勉であり少し女子達が地下好きがたい存在になっているのがたまに傷。

 一方ユメはダメな女子中学生で成績もあまり良くはない。

だが、美少女であるため男子には絶賛な人気を誇る。

そんなユメは一番の親友マイコとお昼を屋上で一緒に食べたりとわりかし楽しい学校生活をエンジョイしている。

「ユメは好きな人とかいるの?」

「いない。」

「ウチいるよ。」

「誰々?」

ユメは目をキラキラさせながら興味深く聞く。

マイコは確かに言った。

「ユメのお兄さんだよ。」

「え?」

ユメは予想しえなかった毎kの言葉に心が締め付けられる思いだになった。

そして立ち上がりマイコをほったらかしにしてその場から走り去る。

「そんなの嘘だ。あたし何で泣いてんだろう?」

ユメの頬に涙がつたう。

「ユメ…ごめんなウチ…。」

マイコはユメがおいていった弁当箱を片づけながら呟き謝っていた。

 放課後、マイコはユメに弁当箱を手渡す。

「ユメ気にしてる?」

「何が?」

「昼間の事…。」

ユメは席を立ち誤魔化すように無理矢理笑顔を作り本心ではない事を口にする。

「全然気にしてないし。何であたしが気にする必要あるの?」

そんなユメにマイコは少し大きな声をだす。

「無理に笑わないでよ。ユメだってソージさんの事が好きなくせに。」

「はぁ、好きなわけないじゃん。」

鼻でフフンと笑い言葉を返す。

「ユメっていつもそうだよね。親友のウチにも本心を言わないよね?」

「言いたい事はそれだけですか。さようなら。」

ユメはその場を逃げるように立ち去ろうとしたが、マイコに手を捕まれ足止めさせられる。

「ちゃんと話そうよ。これで友情が壊れるのウチ嫌だし。」

「勝手に友達面してんじゃねえよ。このビッチが。」

ユメは本性をのぞかせた。

「それが本性なの?」

「あたしは誰が誰を好きになろうが関係ないんだよね。あたしは人を不幸にする。お前が兄さんと付き合って幸せになったら不幸にしてやる。それだけだ。」

さっきとうってかわってユメは恐ろしい目でマイコを睨む。

その睨みにマイコは恐怖を感じた。

「ユメ怖いよ?」

それ以上は身の危険を感じたマイコは何も言わなかった。

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