表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きっと僕の夢になる。  作者: イフジタダヒロ
10/47

夢見る少年 PART9

 そんなソージに対しユートは無言でソージのみぞうちに拳を叩き込む。

「うぐ…。」

ソージはその場に腹を抱えてしゃがみ込む。

殴り返したかったが職員達がいたためここはグっと堪え殴るのを我慢した。

「コラ、ユート。」

またもや、安堂はユートにげんこつをする。

「すまんな。ソージこいつなんだか機嫌が悪くてな。」

「いえ、いいんです。」

ソージは立ち上がりユートを睨む。

ユートもソージをにらみ返す。

「ほら入れ。」

無理矢理三号室に入れられるユート。

「今日は学校行くのはやめておけよ。」

安堂がユートに言う。

「頼まれたって行くかよ。」

売り言葉に買い言葉。

「ソージ、具合は大丈夫か?」

「問題ないです。」

「学校行けるな?」

「はい。」

安堂はソージの頭を軽く平手でポンポンと二回叩く。

「よし、いい子にしてるんだぞ。そうすれば所長も許して下さるだろう。」

「はい。」

ソージはユメを待っていた。

安堂はユメも反省質からだす。

「ユメ出ろ。」

ユメはソージを見るなり抱きつき、ソージをわざとらしく心配する。

「兄さん大丈夫なの?」

「うん、昨日変なユメ見ちゃって。でも、もう大丈夫だよ。」

「よかった。」

ユメはソージの手を取り仲良さそうに夢ハウスを出て学校に行く。

「いってきます。」

「がんばってこいよ。」

安堂が見送る。

 その時安堂の後ろから肩をポンと叩く人物がいた。

「安堂、オッス。」

「タケルか。オッス。」

安堂の職員仲間であるタケルと言う人物。

「ユメは、またソージと一緒か?」

「さっき仲良く学校に行ったぜ。」

「そうか。」

タケルは顔をこわばせる。

「どうした、考え深そうなツラして?}

「いや、何でもにない。」

 タケルと言う人物は元ヤクザで安堂とタメを張るぐらいの実力がある。

しかし、滅多に手を出さないが怒ると怖いので児童から怖がられている。

それに付け加え「元ヤクザ」の肩書きも手伝っているため職員からも恐れられている。

タケルはユメの能力を知っていいる唯一の人物である。

 それは過去に自分の弟分をユメに殺されているためである。

タケルはその復讐の為に児童福祉の資格をとって夢ハウスの職員になった。

そしてタケルもまた夢操りの能力を持っている。

全てはユメへの復習の為にである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ