夏という季節のプロローグ
初めましてマナマナと申します。
こんな夏の経験をしてみたい
そんな想いで書いてみました。
読んでいただけると幸いです。
夏の終わりの海って好き。
不思議だね・・・・・って誰かが言った。
真っ白な服を着て麦わら帽子にサンダル。
いつもの格好で防波堤を歩く。別に泳ぐのが嫌いなわけじゃないけど、こうやっている方が好き。
友達いないの?・・・・ってまた誰かが言った。
その声は潮騒の中で微かに聞こえる。
私はこの声の主のことを『夏のフェアリー』って呼んでいる。姿は見たことがない。だからと言って怖いことなんてない。だって潮騒だと思っているから。
一つの季節が終わろうとしている。
そんなこと言われなくても分かっている。夏なんてもうとっくに終わっている。
ここにあるのは夏の名残。
きっと誰もが過ぎ去った時間と思い出を振り返っている。私もその一人。だからこうやって服を着て海辺を歩く。この頃の波の音は最高のBGMなの。
遠い向こうからやって来る風にはまだまだ熱気があって季節の終わりなんて微塵も感じない。でも確かに季節は動いている。私はその音を聞くことが出来る。それはきっとあなたのおかげかもしれない。
砂浜に落ちている貝殻を拾って海に投げてみる。
けどれそれは波と共にすぐ足元に帰ってくる。そう帰ってくる。
そして・・・・・・私は再びあなたと出会う。
読んでいただきありがとうございます。
初心者すぎて設定を間違えてやり直し投稿しています。
これからこまめにアップしていきますので、よろしくお願いします。




